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実念論【じつねんろん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

実念論
じつねんろん
realism
観念実在論の略。イデアを真実在として具体的個物の世界をその影とみたソクラテス=プラトンのイデア論に発し,中世の普遍論争において普遍者は個物に先立って実在するとする立場として定着。中世後期には衰えたが,近世でもたとえばマルブランシュは実念論者である。 (→実在論 )  

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

じつねん‐ろん【実念論】
中世スコラ学における実在論カトリック教会の要求に合致した観念論で、プラトンイデア論を継承し、普遍は個物に先立って実在すると考える立場。リアリズム。→普遍論争

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世界大百科事典 第2版

じつねんろん【実念論 realism】
実在論の最初の中世的形態。概念実在論ともいい,普遍的概念の実在性を主張する。類,種,種差などの〈普遍universalia〉は,個物から独立し,〈個物に先立ってante rem〉実在すると説く,広義のプラトン主義的実念論が典型。個物のみ実在すると説く唯名論がこれに対立する。のち,普遍は〈個物においてin re〉のみ実在すると説く,ゆるやかなアリストテレス的実念論が登場した。前者エリウゲナアンセルムス,シャンポーのギヨームらが,後者はラ・ポレのジルベール,ソールズベリーのヨハネストマス・アクイナスらが代表。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

じつねんろん【実念論】

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

じつねん‐ろん【実念論】
〘名〙 西洋中世のスコラ哲学で、個物のみを実在とする唯名論に対して、類・種のような普遍が実在であると主張する説。この説は二様に分かれる。一方は、普遍は個物に先だって原型として存在し、個物は普遍の模写としてのみ存在すると主張するプラトン風の実在論であり、その主な哲学者はアンセルムス、エリウゲナである。他方は、普遍は個物から離れて存在するのではなく、個物の中に実在すると主張するアリストテレス風の実在論である。実在論。概念実在論。〔新しき用語の泉(1921)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)

実念論
じつねんろん

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