●実験炉【じっけんろ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
実験炉
じっけんろ
experimental reactor
新型の原子炉を開発する途中の段階で,試験的に実験研究用としてつくる炉。炉から出るエネルギーを利用するのではなく,あくまでも原子炉製作技術の開発研究に努力が集中され,さまざまな性能パラメータの確証,動特性や構造に関するデータを得るのに使われる。日本でつくられた実験炉の例としては,動力炉・核燃料開発事業団 (動燃) が高速増殖炉の実験炉として大洗工学センター (茨城県大洗町) に建設した「常陽」 (1977臨界) がある。新しいタイプの原子炉は,通常,実験炉,原型炉,実証炉,実用炉の開発段階を経て営業稼働する。
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デジタル大辞泉
じっけん‐ろ【実験炉】
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世界大百科事典 第2版
じっけんろ【実験炉】
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