●客観【きゃっかん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
客観
きゃっかん
object
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デジタル大辞泉
きゃっ‐かん〔キヤククワン〕【客観】
1 観察・認識などの精神活動の対象となるもの。かっかん。⇔主観。
2 主観から独立して存在する外界の事物。客体。かっかん。⇔主観。
3 当事者ではなく、第三者の立場から観察し、考えること。また、その考え。かっかん。
「つくづく自分自身を―しなければならなくなる」〈梶井・瀬山の話〉
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かっ‐かん〔カククワン〕【客観】
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世界大百科事典 第2版
きゃっかん【客観】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
客観
きゃっかん
object
主観の対(つい)概念。「主観―客観」関係は近世哲学の根本的枠組みである。この関係をどうとらえるかによって、客観は異なった意味をもつ。
(1)主観subjectum(ラテン語)が根底に横たわる現実的実在であるのに対し、客観objectumラテンは「前に投げられたもの」として、意識の表象像、意識内容を意味する。たとえばデカルトの「客観的実在性」は意識のうちにある限りでの実在性を意味している。
(2)認識する主観の対象であるが、その存在が個人的主観に依存しないものをいう。しかしあらゆる主観に普遍的に妥当するという意味で、主観との相関関係のうちにある。たとえばフッサールにおいて客観は間(かん)主観的に構成される。
(3)その存在があらゆる主観から端的に独立である実在をいう。客観こそが実在であり、客観の存在が主観における普遍妥当性を可能にする。主観が客観に依存するのである。この「主観―客観」関係は(1)と逆の関係である。
[細川亮一]
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精選版 日本国語大辞典
かっ‐かん カククヮン【客観】
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きゃっ‐かん キャククヮン【客観】
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かく‐かん ‥クヮン【客観】
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