●宣教師【せんきょうし】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
宣教師
せんきょうし
missionarius; missionary
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デジタル大辞泉
せんきょう‐し〔センケウ‐〕【宣教師】
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世界大百科事典 第2版
せんきょうし【宣教師 missionary】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
宣教師
せんきょうし
missionary
キリストの福音(ふくいん)を宣(の)べ伝え、教会を広めるために、キリスト教がまだ根づいていない地域の国々に派遣される司祭や牧師をいう。広義には、これらの聖職者を直接間接に補助する人々も含む。「全世界に出ていって、すべての人々に福音を宣べ伝えよ」(「マルコ伝福音書」16章15)とのキリストの教えに従って、キリスト教はその最初期から布教活動を積極的に行ってきた。使徒パウロの活動はその典型であり、アテネのアレオパゴスでの宣教の演説は名高い(「使徒行伝」17章19~34)。その後も宣教活動は、多くの殉教者を生み出しつつも絶えず続けられ、とくに中世のフランシスコ会やドミニコ会の活動、16世紀のイエズス会を中心とするアジア、アフリカ、新大陸への宣教は、キリスト教史上においても重要なできごとである。日本にも、イエズス会士ザビエルはじめ、16~17世紀にかけて多くの宣教師が来日し、キリシタン時代を築いた。
近代に入っては、「近世海外伝道の父」とよばれる英国バプテスト教会のケアリーのインド宣教を嚆矢(こうし)に、プロテスタント諸教派にも海外伝道熱が高まり、わが国にも幕末の開国後、ブラウン、ヘボン、ウィリアムズ、フルベッキ、バラ、ジェーンズ、カトリックのジラール、プチジャン、ロシア正教のニコライらが次々に渡来して活躍した。なお、こうした宣教師たちが、キリスト教の普及と同時に、西洋文化全般と布教地の諸文明との仲介者の役割を果たしてきたことも歴史的に重要である。
[鶴岡賀雄]
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精選版 日本国語大辞典
せんきょう‐し センケウ‥【宣教師】
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