●家計【かけい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
家計
かけい
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知恵蔵
家計
(上村協子 東京家政学院大学教授 / 2007年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
か‐けい【家計】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典
家計
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世界大百科事典 第2版
かけい【家計 household】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
家計
かけい
household
企業や政府と並んで、国民経済を構成する経済主体。家庭生活を営むための収入、支出の運営そのものもさす。家計の動向については、国民経済計算(内閣府)、家計調査および家計消費状況調査(総務省統計局)によって示されている。
住民基本台帳(総務省)によれば、2020年(令和2)1月1日時点では、5907万1519世帯が存在しており、1世帯当りの構成人員は2.15人である。
家計に関する統計で注目度が高いのは貯蓄率であるが、国民経済計算ベースでは1990年代以降、下落傾向にあり、2013年度にはマイナスに転じた。一方、家計調査ベースでは1990年代以降も横ばいで推移している。両者の動きの違いを生んでいるのは、(1)定義、概念の違い、(2)カバーしている家計の範囲、である。定義に関して両者は一見似ている。国民経済計算は可処分所得と年金受給権の変動調整の合計から最終消費支出を引いたものを貯蓄額としている。そして、可処分所得と年金受給権の変動調整の合計に対する貯蓄の割合を貯蓄率としている。家計調査では可処分所得から消費支出を差し引いた額(黒字)の可処分所得に対する割合で求めている(黒字率とよばれる)。ただし、たとえば、住宅ローンの返済額は国民経済計算では貯蓄額に含まれないが、家計調査では黒字額に含まれている(土地家屋借入金返済額とよばれる)という違いがある。
カバーしている家計の範囲に関しては、国民経済計算は全世帯を対象にしているのに対し、家計調査ベースでの黒字率としてよく取り上げられるのは「2人以上の世帯のうち勤労者世帯」のみを対象としているという違いがある。なお、家計調査では高齢者無職世帯の貯蓄率も別途公表されているが、貯蓄率はマイナスとなっている。つまり、この世帯では消費支出が可処分所得を上回り、貯蓄を取り崩しているのである。すなわち、高齢化が進むなかで、全世帯に占める高齢者無職世帯の比率が高まっていることが、国民経済計算と家計調査の貯蓄率の動きの違いを生んでいると考えられる。
[飯塚信夫 2020年9月17日]
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精選版 日本国語大辞典
か‐けい【家計】
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