●寄進【キシン】
デジタル大辞泉
き‐しん【寄進】
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世界大百科事典 第2版
きしん【寄進】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
寄進
きしん
「物を寄せまいらせる」ことで、社寺に土地や財物を寄付することを意味する。通常、「勧進(かんじん)」に対して用いられる語で、勧進が人に勧めて社寺などに金品を奉納せしめるのに対し、寄進は自ら進んで奉納寄付することをいう。多くの場合、国家の安寧、領内の安全、一門一家の繁栄、一身の出世栄達、さらには仇敵調伏(きゅうてきちょうぶく)などの祈願のために行われた。寄進される財物のことを寄進物といい、太刀(たち)、弓矢、馬をはじめ、さまざまなものが含まれ、のちには、芸人の奉仕出演の上がり高を神社に寄付するということも行われた。寄進に際し、祈願の趣旨を記した文書が添えられるが、これは寄進状、寄付状、あるいは奉納状といわれ、古社寺の経済的研究に重要な資料となっている。
[松本 滋]
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精選版 日本国語大辞典
き‐しん【寄進】
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