●寝床【ネドコ】
デジタル大辞泉
ね‐どこ【寝床】
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寝床
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世界大百科事典 第2版
ねどこ【寝床】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
寝床
ねどこ
落語。上方(かみがた)落語では『寝床浄瑠璃(じょうるり)』といった。『素人義太夫(しろうとぎだゆう)』という別名もある。義太夫好きの家主が自分の芸を人に聞かせたがり、今夜も番頭に長屋の者を呼びに行かせたが、それぞれ断りの言い訳をしてだれもこない。店の者も仮病を使って逃げるので家主は怒り、長屋の者はみんな出て行け、店の者は暇を出すという。一同が驚いて集まり、家主が機嫌を直して語り始める。そのうちに静かになったので、家主がよく見ると、みんな寝ている。また家主が怒ると、たった1人だけ小僧の定吉が寝ずに泣いている。「どこが悲しかった? 子別れか、先代萩(せんだいはぎ)か」「そんなとこじゃない」「どこだい」「あすこだい」「あすこはあたしが義太夫語った床(ゆか)じゃないか」「あたくしは……あすこが寝床でございます」。原話は『醒睡笑(せいすいしょう)』『和漢咄会(わかんはなしかい)』など江戸小咄(こばなし)にみられる。8代目桂文楽(かつらぶんらく)の十八番だったが、内容がおもしろく、いまでも演(や)り手が多い。
[関山和夫]
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