●封鎖【ふうさ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
封鎖
ふうさ
blockade
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デジタル大辞泉
ふう‐さ【封鎖】
1 出入りまたは出し入れをできないように封じ閉ざすこと。「出入り口を
2 国際法で、海軍力によって相手国の港や海岸への海上交通を遮断すること。平時封鎖と戦時封鎖とがあり、前者は封鎖された国の船舶のみが捕獲の対象となる。後者はすべての国の船舶の交通を遮断するもので、経済力・軍事力の封じ込めを目的として行われる。
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世界大百科事典 第2版
ふうさ【封鎖 blockade】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
封鎖
ふうさ
海軍力によって他の国の港や海岸への交通を阻止し、抑圧することをいう。国際法で封鎖といわれるものに、平時封鎖pacific blockadeと戦時封鎖blockade in time of warとがあるが、単に封鎖といえば戦時封鎖をさすことが多い。平時封鎖の場合には、封鎖線を越えた船舶のなかで、封鎖された国の船舶・積み荷のみを拿捕(だほ)・抑留することが認められるが、没収はできない。第三国の船舶・積み荷は拿捕・抑留することもできない。かつては平時封鎖が復仇(ふっきゅう)の手段として用いられたが、現在では復仇として武力を行使することは禁止されているから、平時封鎖も許されない。戦時封鎖の場合には、敵国の船舶・積み荷のみならず、第三国すなわち中立国の船舶・積み荷でも封鎖線を越えれば捕獲・没収される。その積み荷が戦時禁制品たると否とを問わない。敵国船舶は封鎖の有無にかかわらず原則として捕獲・没収されるから、戦時封鎖の基本的な機能はむしろ中立国船舶による対敵通商を阻止することにある。このように、戦時封鎖は中立法規に関連するものであったが、法理的にも実際上でもこの種の制度は凋落(ちょうらく)している。最近では、湾岸戦争におけるイラクに対する海上封鎖のように、国連安全保障理事会の決議に基づく制裁の一部として封鎖が行われた例がみられる。
[石本泰雄]
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精選版 日本国語大辞典
ふう‐さ【封鎖】
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