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射精【しゃせい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

射精
しゃせい
ejaculation
精液を放出すること。人間では普通,性感と陰茎の物理的刺激で誘発される。精管前立腺の筋肉の収縮精液が後部尿道に押出され,球海綿体筋と坐骨海綿体筋の律動的収縮によって体外に射出される。この射精の途中で,前立腺分泌液や尿道分泌液が精子精嚢腺液に混って精液となる。射精の際は必ずオルガスムを伴う。射精時に痛みを訴える場合は感染,腫瘍結石などの疑いがあり,必ず尿路の精密検査を受ける必要がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

しゃ‐せい【射精】
[名](スル)性的興奮が最高に達したとき、男性性器から精液が射出されること。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

しゃせい【射精 ejaculation】
精液を外尿道口から射出する現象をいう。射精は,大脳高位中枢の刺激や陰部神経を通じて伝えられた男性性器の局所刺激によって脊髄反射中枢(射精中枢)が興奮し,出されたインパルスが下腹神経を通じて生殖器に送られることによって開始される。まず副睾丸尾部の精子が精管膨大部に運ばれる。性的興奮が最高に達し,オルガスムスとなると,前立腺液が,次いで精管膨大部に達した精子が,精囊液とともに尿道前立腺部に排出される。この精液は,尿道外括約筋の弛緩と球海綿体筋,尿道海綿体筋,会陰筋などの律動的収縮と弛緩とによって,外尿道口から射出される。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

射精
しゃせい

精液が射出されることをいう。男性性器に加えられた刺激により射精中枢はしだいに興奮し、その刺激は反射的に精管に伝えられ、精巣上体(副睾丸(ふくこうがん))尾部に停滞している精子は精管の蠕動(ぜんどう)運動により精管膨大部へと運ばれる。中枢興奮が最高に達すると(オルガスムス)、前立腺(せん)液、精管膨大部内の液、精嚢(せいのう)液などが前立腺部尿道に排出される。精液が前立腺部尿道に送り出されると内尿道口は通常閉じ、精液の膀胱(ぼうこう)内への逆流を防ぐと同時に球部尿道は普通の2~3倍に膨張する。ついで外尿道括約筋が弛緩(しかん)して精液は膨張した球部尿道と海綿体部尿道に入る。この精液は、球海綿体筋や坐骨(ざこつ)海綿体筋などの会陰(えいん)筋および尿道括約筋などの律動的収縮により外尿道口より射出される。これら一連の射精の過程は下腹神経、骨盤神経、陰部神経によりコントロールされている。内尿道口の閉鎖機能が障害されると、精液は膀胱内へ逆流(逆行性射精)して無精液症となり、不妊の原因になる。

[白井將文]

動物の射精

動物の場合も、雄が精液を排出することを射精という。哺乳(ほにゅう)類では、脊髄(せきずい)下部に射精中枢があって、勃起(ぼっき)したペニスからの感覚刺激の加重によって興奮し、反射的に射精がおこるが、その仕組みは生殖輸管壁の平滑筋における次のような一連の律動的収縮による。まず、副睾丸管壁の収縮が始まり、輸精管壁、尿道へと進行する。尿道では前立腺、貯精嚢、尿道腺からの分泌物と混合し、ここから会陰筋、尿道括約筋などの律動的収縮により体外へ排出される。射精に要する時間は、ヒツジ、ヤギ、ウシのように短いものと、イヌのように長いものがあるが、その時間的経過を追って精液の成分を分けることができ、長い種ではとくに分けやすい。精液の量も種によって異なり、ブタのように250ミリリットルにも達するものもあるが、イヌでは12ミリリットル、ウサギやネズミなどでは1ミリリットル以下である。

 鳥類でも、ニワトリなどでは人工授精の際に精液を採取することがあり、0.1~0.9ミリリットルぐらいの精液の射出がみられる。陸生無脊椎(むせきつい)動物のなかにも、雄が雌の腟(ちつ)内に陰茎を挿入して、雌の体内に精液を直接送り込む種類があり、その際には当然射精がおこるが、その詳しい機序についてはまだ十分にわかっていない。

[新井康允]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しゃ‐せい【射精】
〘名〙 精液を射出すること。射精中枢の興奮によって反射的に起こる。
※医語類聚(1872)〈奥山虎章〉「Insemination 交接時射精スルコト」

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