●小者【コモノ】
デジタル大辞泉
こ‐もの【小者】
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世界大百科事典 第2版
こもの【小者】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
小者
こもの
奉公人の一種。小人(こびと)ともいう。武家などに雇われ、走り使いなど雑役に従事した。室町時代以降からみられ、年季を切って随時雇い入れるところが多い。武家では中間(ちゅうげん)の下位に置かれ、軍役の員数外とされた。江戸時代、幕府や諸藩の職制中では、中間とともにさまざまな名称で使役されている。このうち幕府では、五役の者と総称されるのが中心であった。
五役は、黒鍬者(くろくわのもの)(草履取(ぞうりとり)、荷物運送)、中間、小人(伝令、用品運搬)、駕籠(かご)者、掃除者で、いずれも世襲である。禄高(ろくだか)は役職により異なるが、10俵一人扶持(ぶち)から15俵一人扶持くらいであった。
[佐々悦久]
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精選版 日本国語大辞典
こ‐もの【小者】

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旺文社日本史事典 三訂版
小者
こもの
小人 (こびと) ともいわれ,身分の低い奉公人の一般的呼称。室町時代には中間 (ちゆうげん) の下位に置かれた。江戸時代の正式職名に中間・小人はあるが小者の呼称はない。
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