@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

小豆島【しょうどしま】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

小豆島
しょうどしま
香川県北東部,備讃諸島東端にあり,兵庫県淡路島に次ぐ瀬戸内海第2の豊島など周辺の 20余の属島を含み,南東部の小豆島町,北西部の土庄町からなる。最高点は星ヶ城山(816m)。花崗岩類上に火成砕屑石,安山岩類を載せるテーブル型の開析された溶岩台地で,北西端に中新世土庄層群や更新世洪積世)礫層からなる洪積台地がある。気候は温暖な瀬戸内気候。年間降雨量は少なく,夏季は水不足が問題となることが多い。米,ムギ,野菜のほかオリーブ,電照菊などを栽培し(→電照栽培),養殖漁業が行なわれる。小豆島町では醤油佃煮,手延べそうめんを特産。古くから花崗岩の石材および安山岩の砕石を産し,大坂城石垣石切丁場跡は国の史跡指定されている。国の名勝である寒霞渓のほか,小豆島八十八ヵ所札所,『二十四の瞳』の映画村,余島キャンプ場など観光地が多く,大部分瀬戸内海国立公園に属する。面積 153.29km2。人口 3万4572(2000)。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しょうど‐しま〔セウド‐〕【小豆島】
香川県北東部、瀬戸内海東部の島。淡路島に次ぐ内海第2の大島。奇岩の多い寒霞渓(かんかけい)がある。西側湯船山腹から湧出する水は貴重な水源。醤油醸造、オリーブ栽培、花崗岩(かこうがん)採石、そうめんの製造が行われる。壺井栄の小説「二十四の瞳」の舞台。面積153平方キロメートル。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しょうどしま【小豆島】
香川県北東部にあり,瀬戸内海では淡路島に次ぐ第2の大島。島の面積は152km2,海岸線の長さ126kmで,南岸は半島がよく発達する。行政的には西方の豊島(てしま)などとともに小豆(しようず)郡(1989年の人口4万2228)をなし,内海(うちのみ),土庄(とのしよう),池田の3町に分かれる。最高峰は星ヶ城山(817m)で,その西側には美しの原と呼ばれる標高約700mの平たんな台地が広がる。これらはメーサ型の開析溶岩台地で,花コウ岩の上に讃岐岩質安山岩が厚くおおい,台地周辺は急崖をなして一部は銚子渓のような景勝地をつくっている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

あつきのしま【小豆島】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しょうどしま【小豆島】
淡路島に次ぐ瀬戸内海第二の島。香川県に属する。面積約152平方キロメートル。全島山がちで、海岸の出入りが多く、寒霞渓かんかけいなどの景勝地に富む。瀬戸内海国立公園の中心。花崗かこう岩採掘が盛ん。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

小豆島
しょうどしま
香川県の北東部海上にある瀬戸内海第二の島。面積153平方キロメートル。備讃(びさん)瀬戸の東部に位置し、東には播磨灘(はりまなだ)を介して淡路(あわじ)島がある。小豆(しょうず)郡土庄(とのしょう)町、小豆島(しょうどしま)町からなり、属島に豊島(てしま)などがある。『日本書紀』には応神(おうじん)天皇が小豆島に遊んだという記載があり、古代の山城(やまじろ)跡などもある。古くは備前国(びぜんのくに)児島(こじま)郡に属し、江戸時代には幕府直轄地であったが、大坂町奉行(まちぶぎょう)、倉敷代官、津山藩預かりと支配体制がよく変わり、住民は苦しめられた。江戸時代には讃岐(さぬき)との関係はなかったが、1871年(明治4)東部3村が、翌年西部6村が香川県に合併された。
 交通は、土庄港を中心に高松、岡山、姫路、大阪などからの定期船便があり、島内では路線バスの運行のほか定期観光バスもある。国道436号が通じる。[坂口良昭]

自然

地形は典型的な開析溶岩台地で、花崗(かこう)岩を基盤に集塊岩、凝灰岩、両輝石安山岩がのっている。最高点は星ヶ城山(ほしがじょうさん)の816メートルで、台地面の大部分は770メートル程度で美しの原とよばれている。安山岩の崖端(がいたん)にできた渓谷が銚子渓(ちょうしけい)であり、凝灰集塊岩の部分が差別侵食されてできた地形が寒霞渓(かんかけい)の奇岩怪石群である。
 気候は典型的な瀬戸内海型であるが、台風時にはしばしば土砂崩れを伴う大災害をおこす。花崗岩の風化土は崩れやすく、1974年(昭和49)7月の七夕豪雨(たなばたごうう)では小豆島町橘(たちばな)地区を中心に山崩れが発生し29人の死者が出た。1976年9月の17号台風のときは、6日間で年降水量以上の雨が降り、小豆島町谷尻(たにじり)地区や西村地区などに土石流が発生し39人の死者を出した。春先から初夏の濃霧の発生も、海上交通が不能になり孤島化するので生活上問題が多い。一方、水不足も深刻で、とくに小豆島町の旧内海町域では毎年のように断水問題が起きている。そのため貯水用ダムや砂防ダムの築造が進んでいる。
 寒霞渓は日本唯一というカンカケイニラやその他貴重な植物や昆虫の宝庫である。野生動物はシカとサルが多い。銚子渓には自然公園「お猿の国」があり餌(え)づけが行われる。シカは県獣でもあって保護されている。[坂口良昭]

産業

江戸時代に始まるしょうゆ業は、小豆島町苗羽(のうま)を中心に島しょうゆの名で広い販路をもっていたが、第二次世界大戦後は千葉県産に押され、現在では佃煮(つくだに)の生産額がしょうゆの生産額を上回っている。近世初期に大和(やまと)(奈良県)三輪(みわ)から手延べそうめんの技法を持ち帰ったといわれる島そうめんは、小豆島町の旧池田町域を中心に盛んに生産される。1950年(昭和25)以来、旧池田町域では電照ギクのハウス栽培が行われ、全国屈指の産地となっており、秋から冬にかけては不夜城の観を呈する。
 県花・県木に指定されているオリーブは1908年(明治41)に政府が地中海地方から導入したもので、小豆島のシンボルである。害虫の多発、オリーブ製品の輸入自由化などのため一時急速に衰退したが、その後回復している。[坂口良昭]

観光・文化

寒霞渓は応神天皇が登ったと伝えられ、古くから知られているが、小豆島がとくに有名になったのは1954年(昭和29)の『二十四の瞳(ひとみ)』の映画化以後のことである。原作は島出身の壺井栄(つぼいさかえ)の小説で、島の玄関口の土庄港には12人の子供と女先生の群像が立つ。島四国とよばれる小豆島八十八か所巡りに訪れる遍路も多い。
 島では歌舞伎(かぶき)を氏神に奉納する農村歌舞伎(地芝居)が残り「肥土山(ひとやま)の舞台」、また祭礼見物用の「池田の桟敷(さじき)」(ともに国指定重要有形民俗文化財)がある。国史跡に大坂城石垣石切丁場(いしきりちょうば)跡、特別天然記念物に宝生院(ほうしょういん)のシンパクがある。[坂口良昭]
『『わたくしたちの小豆島』(1971・小豆郡教育会) ▽壺井栄著『小豆島』(1980・光風社出版) ▽富永航平著『小豆島遍路と旅』(2003・朱鷺書房)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

事典 日本の地域遺産

小豆島
(香川県小豆郡小豆島町)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。

出典:日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しょうど‐しま セウド‥【小豆島】
瀬戸内海東部、香川県北東部の島。古くは備前国(岡山県)に属した。古来、瀬戸内海交通の要所。天正年間(一五七三‐九二)豊臣氏の所領となり、特産の花崗岩(かこうがん)が大坂城の築城に用いられた。江戸時代は幕府の直轄地。近年まで日本屈指の醤油の産地として知られた。明治四一年(一九〇八)移植されたオリーブは島のシンボルであり、また、香川県の県花、県木となっている。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

小豆島」の用語解説はコトバンクが提供しています。

小豆島の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation