●尾【オ】
デジタル大辞泉
お〔を〕【尾】
2 ある物の後方から、細長く伸びたり垂れたりしたもの。「凧(たこ)の
3 山裾の、なだらかに延びた部分。「山の
4 物事の終わりの部分。
「永く―を引っ張る呼び声が聞こえた」〈啄木・葬列〉
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び【尾】
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び【尾】[漢字項目]

1 動物のしっぽ。「燕尾(えんび)・驥尾(きび)・牛尾・竜頭蛇尾」
2 物の末端。後ろ。終わり。「尾行・尾灯・尾翼/語尾・首尾・船尾・大尾・掉尾(ちょうび)・掉尾(とうび)・末尾・徹頭徹尾」
3 動物がつるむ。「交尾」
4 尾張(おわり)国。「尾州/濃尾」

[名のり]すえ
[難読]鳶尾(いちはつ)・尻尾(しっぽ)・交尾(つる)む・鳩尾(みずおち)・鳩尾(みぞおち)
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世界大百科事典 第2版
お【尾 tail】
[無脊椎動物の尾]
移動性の発達に対応した前後軸の確立と,前進方向への運動力の強化にともなう頭部形成によって,動物の体の相対的後部に肛門や排泄器・生殖器などが配置されることになる。無脊椎動物の尾部は,一般にこうした器官の一部をもち,扁平化したり付属突出物を形成したりして運動器官として用いられることもあるが,内部構造は比較的簡単な部域である。
出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)
尾
お
動物の体の後端にある突出物。体の前端部は普通、脳や感覚器が発達した複雑な構造の頭となっているが、後端部は単純な構造の尾となっている。たとえば脊椎(せきつい)動物の尾は一般に、脊椎骨の末部である尾椎を中軸として肉と皮膚で覆われ、内部に体腔(たいこう)や内臓を含まず細長くなっている。ヒトや類人猿などのような尾のない動物でも尾骨(尾骶(びてい)骨)という、いくつかの尾椎の癒合により生じた骨がある。無尾両生類や鳥類の脊柱の末端にあり、やはり尾椎の癒合により生じた骨は尾端骨(尾骶骨としばしば混同して使用される)とよばれ、鳥類ではこれに尾羽がつく。樹上生活をするサルの尾には、木の枝に巻き付けて体を支えるなど、手のように役だつものがあることはよく知られており、またライオンやチーターなどの尾は、疾走するとき、方向舵(だ)の働きをするといわれている。ほかにも、体表に飛んでくる虫を追う、跳躍や木登りの補助に使う、さらに保温や感情表現に用いるなど、哺乳類の尾の用途は広い。
普通、尾といえば肛門(こうもん)より後ろの部分を想像するが、無脊椎動物の多くでは肛門は体の後端部にあり、胴と尾との境は認められない。たとえば昆虫の場合、胸部と腹部とは明らかに区別されるが、腹部のどの部分を尾とするかはわからない。また、原生動物や精子などの鞭毛(べんもう)を、動物体の尾と似ていることから尾とよぶこともある。
[内堀雅行]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
お を【尾】
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び【尾】
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び‐・す【尾】
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