●居待月【イマチヅキ】
デジタル大辞泉
いまち‐づき〔ゐまち‐〕【居待(ち)月】


「―明石の門(と)ゆは」〈万・三八八〉
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日本大百科全書(ニッポニカ)
居待月
いまちづき
陰暦18日の夜の月。『万葉集』に「座待(いまち)月」とあるように、この夜の月の出は遅く、座してその出を待ったところから出た名という。限定的には、とくに仲秋の名月に続く陰暦8月18日の夜の月をいい、和歌や俳諧(はいかい)に多く詠まれている。「座待月明石(あかし)の門(と)ゆは 夕されば潮を満たしめ 明けされば潮をかれしむ」(『万葉集』3、作者不詳)とあるように、この夜の月は明け方近くまで明るいところから、「明(あ)かし」と同音の「明石」に掛かる枕詞(まくらことば)としても用いられている。
[宇田敏彦]
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精選版 日本国語大辞典
いまち‐づき ゐまち‥【居待月】
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