●山吹【ヤマブキ】
デジタル大辞泉
やま‐ぶき【山吹】
2 「山吹色」に同じ。
3 《色が1の花の色に似るところから》大判・小判の金貨。黄金。
4 襲(かさね)の色目の名。表は朽葉(くちば)、裏は黄。山吹襲。
5 紋所の名。1の花や葉を図案化したもの。
6
㋐フナをいう女房詞。
㋑白酒をいう女房詞。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
山吹 やまぶき
源義仲の側室。「源平盛衰記」によれば,治承(じしょう)4年(1180)義仲が信濃(しなの)(長野県)木曾で挙兵して以来,巴御前(ともえごぜん)とともにしたがったが,のち病気で都にとどまったという。別名に葵。
出典:講談社
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動植物名よみかた辞典 普及版
山吹 (ヤマブキ)
植物。バラ科の落葉低木,園芸植物
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事典・日本の観光資源
山吹
「日本の棚田百選」指定の観光名所。
出典:日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」
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精選版 日本国語大辞典
やま‐ぶき【山吹】

(2)蛙(かわず)との取合せも「かはづ鳴く甘南備河に影見えて今か咲くらむ山振(やまぶき)の花」〔万葉‐一四三五〕のように「万葉集」からあるが、王朝和歌ではさらに一般化した。山城の歌枕である井手は山吹と蛙の名所として知られ、「かはづ鳴く井手の山吹散りにけり花の盛りにあはましものを」〔古今‐春下〕などと詠まれている。
(3)一重山吹は結実するが、八重山吹は、雄しべが花弁化し、雌しべが退化しているため、結実しない。
(4)②は梔子(くちなし)色なので、「口無し」(物を言わないの意)の縁で詠まれることも多い。「山吹の花色衣ぬしやたれ問へど答へずくちなしにして〈素性〉」〔古今‐雑体〕など。
(5)「和漢朗詠集」を始めとして、日本漢詩の歌題に「款冬」と表記することが多いが、「款冬」は中国ではツワブキの一種で、ヤマブキとは別物。
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