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山岳派【さんがくは】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

山岳派
さんがくは
Montagnards
フランス革命期,国民公会における左翼勢力。山岳派の名称は議会で最も高い位置に席を占めたことに由来する。 G.ダントン,J.マラー,M.ロベスピエールらジャコバン左派議員を中心とし,サン=キュロット運動と結合して革命を推進し,ジロンド派に対立した。 1793年6月ジロンド派の国民公会追放以来,山岳派独裁を実現し,革命裁判所公安委員会を創設して,いわゆる恐怖政治を展開,内外からの反革命の脅威に対処した。しかし,大衆の社会的,経済的諸要求とブルジョア利害を調整することができず,内部分裂を生じ,またサン=キュロットとも離反した。 94年春,「バントーズ法」を提起したものの,7月 27日 (→テルミドール九日 ) ,ロベスピエールが失脚するに及び,山岳派公会は解体し,その勢力も衰退した。

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デジタル大辞泉

さんがく‐は【山岳派】
フランス革命期の国民公会の左派勢力。議場の最高部に議席を占めたことが名称の由来。パリの革命的な民衆勢力と結んだ急進派で、ロベスピエールらがその中心。ジロンド派を倒して恐怖政治を行った。山岳党。モンタニャール。→ジャコバン派

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世界大百科事典 第2版

さんがくは【山岳派 Montagnards】
フランス革命期の国民公会における左翼議員のグループで,議場内の高い位置にある座席を占めたのでこの名がつけられた。現在の政党とは異なって,メンバーの登録や規約などのない,ゆるやかなグループをなしていたにすぎないから,その人数を確定することはできないが,1792年9月に国民公会が召集された直後には,議員総数約750名のうち100名余りであり,93年には約300名ほどになったと考えられている。山岳派の主要な指導者は,ロベスピエールダントンマラーなどであり,93年夏からはとくにロベスピエールの影響力が強くなった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

山岳派
さんがくは
Montagnards フランス語

フランス革命期における政治党派。この派の議員たちが、国民公会の議席の高所を占めていたことに由来する。パリのジャコバン・クラブに関係し、国民公会成立、第一共和政発足の1792年9月ごろから、94年7月ごろまで活躍したジャコバン派の急進分子で、ロベスピエール、ダントン、マラーらがその代表的政治家。元来、ブルジョア共和主義者たちであるが、革命的な民衆勢力、とくにパリの手工業者や小商店主など、いわゆるサン・キュロットと結んで、革命を進展させ、またパリ中心の中央集権化を目ざした。まず国王ルイ16世の裁判と処刑を推進、ついで革命戦争の劣勢、反革命内乱、経済混乱などによる革命の危機に対処するため、制定したジャコバン憲法(1793年憲法)の実施を延期、国民総動員の非常体制をとりつつ、公安委員会などを中心に恐怖政治を敷く一方、民主的諸政策を行った。93年6月、政敵ジロンド派を粛清してからは独裁的な権力を握ったが、分派の対立によって弱体化し、94年7月末、ロベスピエール派没落によって勢力を失った。

 なお、第二共和政(1848~52)下、急進的な共和主義国会議員たちも、この党派名をもってよばれる。

[山上正太郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

さんがく‐は【山岳派】
(Montagnards の訳語) フランス革命期の国民公会の左翼グループ。一七九三年ジロンド派を追放して恐怖政治を行なった。ダントン、マラー、ロベスピエールらが指導的人物。山岳党。モンターニュ派。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

山岳派
さんがくは
Montagnards
フランス革命期の国民公会の左派。モンタニャール派という
議場の高所に席を占めたのでこの名がある。パリのジャコバン派議員を中心とし,パリのサンキュロットを社会的基盤として小ブルジョワ的な共和主義を主張した。1793年6月,ジロンド派を追放して国民公会の実権を握り,ロベスピエールの指導のもとに恐怖政治を実現したが,のち分裂し,テルミドール反動後,衰退した。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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