●崇神天皇【すじんてんのう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
崇神天皇
すじんてんのう
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デジタル大辞泉
すじん‐てんのう〔‐テンワウ〕【崇神天皇】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
崇神天皇 すじんてんのう
父は開化天皇。母は伊香色謎命(いかがしこめのみこと)。「日本書紀」によると,都は磯城(しき)の瑞籬(みずかきの)宮(奈良県桜井市)。北陸,東海,西海,丹波の四道に将軍を派遣して統治したとつたえ,御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)と称される。崇神天皇68年12月5日死去。120歳。墓所は山辺道勾岡上陵(やまのべのみちのまがりのおかのえのみささぎ)(奈良県天理市)。別名は御間城入彦五十瓊殖天皇(みまきいりびこいにえのすめらみこと)。
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世界大百科事典 第2版
すじんてんのう【崇神天皇】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
崇神天皇
すじんてんのう
記紀の皇室系譜では第10代の天皇。開化(かいか)天皇の皇子で、母は伊香色謎命(いかがしこめのみこと)(伊迦賀色許売命(いかがしこめのみこと))。垂仁(すいにん)天皇の父。御間城入彦五十瓊殖(みまきいりひこいにえ)(御真木入彦印恵(みまきいりひこいにえ))天皇、御間城天皇、水間城王などともよぶ。『古事記』『日本書紀』がともにハツクニシラシシ(御肇国、所知初国)天皇と称していることが注目される。記紀の所伝では、この天皇は磯城(しき)の水垣(みずがき)(瑞籬、奈良県桜井市金屋付近)に宮居したと伝える。疫病が流行したので三輪山(みわやま)の神を祭祀(さいし)し、また四道(記は三道)将軍を派遣したこと、あるいは武埴安彦(たけはにやすひこ)(建波邇安王(たけはにやすひこ))の反乱を鎮定したり、男女の調(みつぎ)(貢物)を定めたりしたことなどが記紀にみえている。紀には、天照大神(あまてらすおおみかみ)と倭大国魂(やまとおおくにたま)神の2神を殿内に祀(まつ)るのをやめ、天照大神は笠縫邑(かさぬいのむら)に移したという伝えもある。
この天皇の代を確実な大王家の初めとする説や、あるいは、崇神天皇に始まる三輪山を中心にした政治勢力を三輪王朝とよんで、河内(かわち)を基盤にした応神(おうじん)天皇に始まる王朝(河内王朝)と区別する説もある。北方大陸系の騎馬民族が征服王朝を樹立したとみなす騎馬民族征服王朝説では、騎馬民族の後裔(こうえい)である崇神天皇は、まず北九州に入って第一次の「建国」をなしたと解釈している。このように崇神天皇の代はさまざまに評価されているが、三輪山を中心とする政治勢力が、注目すべき画期をつくったことは見逃せない。陵墓は山辺の道(やまのべのみち)の上にあると伝え、奈良県天理市アンドの巨大な前方後円墳(山辺道勾岡上(やまのべのみちのまがりのおかのうえ)陵)だという。
[上田正昭]
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精選版 日本国語大辞典
すじん‐てんのう ‥テンワウ【崇神天皇】
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旺文社日本史事典 三訂版
崇神天皇
すじんてんのう
記紀によると,開化天皇の皇子。天照大神 (あまてらすおおみかみ) を笠縫邑 (かさぬいむら) に遷し祭り,四道将軍を派遣し,男子には弓弭調 (ゆはずのみつぎ) ,女子に手末調 (たなすえのみつぎ) を課すなど国家組織の整備に尽くした。神武天皇と同様始馭天下之天皇 (はつくにしらすすめらのみこと) と呼ばれたことから,大和政権を最初に確立した大王(天皇)と考えられている。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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