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工業地帯【こうぎょうちたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

工業地帯
こうぎょうちたい
industrial area
工業が密集し経済的基盤を担っている地域。位置関係,発展段階,業種構成,工場規模などによって種々に区分されるが,一般に交通,労働力,市場,原料産地などの立地条件が有利な場所に形成される。アメリカ合衆国の五大湖沿岸工業地帯(→五大湖),ニューイングランド工業地帯(→ニューイングランド),日本の京浜工業地帯阪神工業地帯中京工業地帯などがその顕著な例である。しかし,工業の過密化により,公害や交通事情の悪化,労働力不足などの問題が起こっていることから,地方への工場分散が政策的にはかられている。

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デジタル大辞泉

こうぎょう‐ちたい〔コウゲフ‐〕【工業地帯】
多くの工場が集中し、域内生産額のうちで工業生産額の占める割合が特に高い地域。「京浜工業地帯」→工業地域

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

こうぎょうちたい【工業地帯】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

工業地帯
こうぎょうちたい
industrial zone 英語
zone industrielle フランス語
Industriezone ドイツ語

各種産業のなかで工業(製造業)の生産額・出荷額・投下資本・雇用労働力などが卓越し、土地利用の面で多数の工場やその関連施設が立地し集積して、しかも、とくに地域的に連続し集中して、その密度の高い区域をいう。

 一般に工業地帯は、(1)一つまたは若干の中核的役割を果たす基幹業種(製鉄など)の大工場と、それに関連する二次・三次加工の工場、同様に中心的な加工組立型製造業種(自動車・電機など)の大工場と関連の部品工場・素材工場などが一定の区域に空間的関連性をもって立地する場合、(2)特産品工業として、類似か同業種の中小企業の工場が多数集団的に立地する場合、がある。また両者が併存して形成されていることもある。

 業種が多岐にわたるのが総合工業地帯である。総合工業地帯ほど業種が多くない場合は複合工業地帯といわれる。工業地帯の代表的製造業種名を付して繊維工業地帯、化学工業地帯などのように区分することがあり、また臨海工業地帯、内陸工業地帯のような位置による分け方もする。

 工業立地の集積が過度になり、企業にとって、かえって生産費がかさんだり、公害発生などによって法規制が強化されたりして、不利な条件が増大すれば、離れた地域に立地移動する工場が数多く出現し、工業地帯が衰退化することもある。一方で、工場が外縁部に拡大することで、より広い工業地帯を形成することもある。

 日本の場合、四大工業地帯とよばれた京浜、阪神、中京、北九州や、瀬戸内、駿河(するが)湾沿岸などの工業地帯は第二次世界大戦以前から形成されており、それらは連担しているともいえる。京浜と京葉をあわせて京浜葉工業地帯とよぶ場合もあり、範囲の決め方は多様である。工業地帯を細分化して、「工業地区」industrial districtと称する場合もある。工業地帯は、工業が盛んな地域(工業地域)のなかでも集積の度合いや区域の広さなどがとくに大きいものをよぶが、両者を区別せず、同義的に用いられることも少なくない。

 世界の代表的工業地帯は、まず動力源に石炭を使用した19世紀には、おもな炭田地帯に成立し、ついで政治・経済活動の活発な大都市地域に成立をみた。20世紀になってからは、原燃料としての電源地帯、次には商品輸送の結節点になる大商港や鉄道網の中心に形成され、原燃料の海外依存度や貿易量が高まると、臨海部に確立し工業港群を出現させた。ロシアや中国などでは地下資源と結び付いたコンビナートが中心であったが、近年、とくに中国では改革開放政策を契機にした臨海工業地帯の発展が著しい。また20世紀末からは新興国・産油国でも工業地帯が形成されつつある。

[柾 幸雄・加藤幸治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こうぎょう‐ちたい コウゲフ‥【工業地帯】
〘名〙 各種工場やその関連施設が広範囲にわたって立地し集積している地域。内容により、重工業地帯、軽工業地帯、また、地理的条件により臨海工業地帯、内陸工業地帯に分けられる。その主なものは京浜工業地帯、阪神工業地帯、中京工業地帯、北九州工業地帯など。
※旅‐昭和五年(1930)八月号・手近な水郷へ〈下田水波〉「江戸川と中川をつないで辰巳の工業地帯の中心をぬけて」

出典:精選版 日本国語大辞典
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