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左官【さかん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

左官
さかん
plasterer
漆喰,プラスターモルタルなどの壁塗工事を行う職人桃山時代から使われ始め,江戸時代に一般化した。それ以前は土木工,壁塗,泥工などと称されていた。中世において,宮中の壁塗工事のために木工寮の属 (さかん) として出入りさせたことによってこの名称が生まれたとされる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

左官
与えられた課題の図面に、しっくいの塗り技と石膏造形の完成度を競う。石膏造形はミリ単位の誤差も許されず、正確な切断と接合部分の美しさが評価のポイント。塗り技は意匠デザインの見栄えに加え、奥深い色合いを表現できるかどうかが試される。
(2014-02-21 朝日新聞 朝刊 名古屋 1地方)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

さ‐かん〔‐クワン〕【左官】
《宮中を修理する職人に木工寮の属(さかん)として出入りを許したところから》壁塗りを職業とする人。かべぬり。しゃかん。

出典:小学館
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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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しゃ‐かん〔‐クワン〕【左官】

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日本文化いろは事典

左官
左官とは建築物の壁塗りを仕事とする職人の事です。土やセメントなどの素材を塗ったり、砂壁や漆喰〔しっくい〕(※)仕上げなどの最終的な表面仕上げを仕事としています。※漆喰・・・消石灰にふのりや苦汁にがり〕などを加え、糸屑粘土(ねんど)などを配合して練ったもので日本独特の塗壁材料です。

出典:シナジーマーティング(株)

リフォーム用語集

左官
建物の壁や土塀などを、鏝を使って塗り仕上げる職種のこと。

出典:リフォーム ホームプロ
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世界大百科事典 第2版

さかん【左官】
土壁,しっくい壁などを塗る職人。壁塗(かべぬり),壁方(かべかた),壁大工,壁工,あるいはなまってシャカンともいう。壁塗り職の分化は,すでに令制において土工司(つちたくみのつかさ)がおかれ,泥部(はつかしべ)と泥戸(ぬりこ)が所属していた。左官の語の用例は1605年(慶長10)7月25日の《宇都宮大明神御建立御勘定目録》の〈左官作料〉という記事が古く,1610年から30年(寛永7)ころには壁塗,壁屋,左官が混用され,1640年ころからは,徳川幕府文書に壁方とあるなど他の用例もあるが,左官がおもに用いられるようになる。

出典:株式会社平凡社
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しゃかん【左官】

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大辞林 第三版

さかん【左官】
宮中の修理に、木工寮の属さかんとして出入りさせたことから
壁塗りを仕事とする職人。かべぬり。泥工でいこう -屋

出典:三省堂
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しゃかん【左官】
さかん(左官)に同じ。 -屋

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家とインテリアの用語がわかる辞典

さかん【左官】
土・漆喰(しっくい)・モルタルなどの材料で、建物の壁・床・天井を仕上げる職人。日本建築では、土蔵造りが発達した近世以降、大工と並ぶ重要な役割を担う。仕上げにはこてを使い、こて絵と呼ばれる工芸的なレリーフを作ることもある。近年は専用工具による吹き付け仕上げが多い。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

左官
さかん
もとは壁塗(かべぬり)といい、大工(番匠)とともに11世紀に独立した建設の専門職人。寺院の土の壁が住宅に応用され、さらに17世紀には防火のために土蔵(どぞう)が建築されるようになって仕事は多くなった。道具の鏝(こて)も、塗る材料や場所により鶴首(鶴頸)(つるくび)、柳葉(やなぎば)などの形がくふうされ、漆食(しっくい)が使われてきた。19世紀後半からの近代になって、モルタル、プラスターなどの新しい壁材料が使われ、仕事の範囲は広げられた。大工とともに出職(でしょく)の典型であるが、多くは大工の下職(したしょく)である。なお左官というのは俗称。古代において、建設官司の木工寮(もくりょう)の属(さかん)(四等官の最下位)という資格で仕事をしていたことによる。[遠藤元男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

さ‐かん ‥クヮン【左官】
〘名〙 (宮中の修理に、仮に木工寮の属(さかん)として出入りを許したところからいう) 壁を塗る職人。かべぬり。塗大工。
※俳諧・紅梅千句(1655)八「きよめねば蜘の巣となる大工小屋〈貞徳〉、左官がすまふ壁はあたらし〈安静〉」

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しゃ‐かん ‥クヮン【左官】
〘名〙 壁を塗る職人。さかん。しゃかんや。〔羅葡日辞書(1595)〕
※滑稽本・浮世床(1813‐23)二「桶屋もなアさる。左官(シャクヮン)もなアさる」

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