●市村座【いちむらざ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
市村座
いちむらざ
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デジタル大辞泉
いちむら‐ざ【市村座】
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世界大百科事典 第2版
いちむらざ【市村座】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
市村座
いちむらざ
歌舞伎(かぶき)劇場。江戸三座の一つ。1634年(寛永11)に村山又三郎(またさぶろう)が堺町(さかいちょう)(のちに葺屋(ふきや)町)に建てた村山座が始まりで、のち名義初世の市村宇左衛門(うざえもん)が興行権を譲り受け、寛文(かんぶん)(1661~73)のころ養子の初世市村竹之丞(たけのじょう)に市村座として櫓(やぐら)をあげさせ、以後代々の羽左衛門(うざえもん)が座元を務めた。控(ひかえ)櫓は桐(きり)座であった。1842年(天保13)浅草猿若(さるわか)町に移転。明治に入ると14世羽左衛門が引退して、2世村山又三郎が座元となり村山座と改名。その後、宮本座、薩摩(さつま)座と改め、1878年(明治11)市村座と復名したが、すでに市村家とのつながりはなかった。92年下谷二長町(にちょうまち)に移り、1908年(明治41)から田村成義(なりよし)が経営にあたって、6世尾上(おのえ)菊五郎、初世中村吉右衛門(きちえもん)を中心とする若手歌舞伎で市村座時代といわれる黄金期を招いた。しかし大正後期には衰え、32年(昭和7)5月に焼失、座名は絶えた。
[松井俊諭]
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精選版 日本国語大辞典
いちむら‐ざ【市村座】
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旺文社日本史事典 三訂版
市村座
いちむらざ
1634年に京都の村山又三郎が日本橋葺屋 (ふきや) 町に創設した村山座を'52年市村羽左衛門が買収,改称した。のち浅草猿若町,下谷二長町に移転。1932年焼失した。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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