●希薄溶液【キハクヨウエキ】
デジタル大辞泉
きはく‐ようえき【希薄溶液】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
希薄溶液
きはくようえき
dilute solution
濃度が十分に薄く、諸性質が理想溶液に近い溶液。溶質間の相互作用が小さいので、たとえばファント・ホッフの浸透圧の法則が成り立つ。
[下沢 隆]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版
希薄溶液
キハクヨウエキ
dilute solution
溶質の濃度が十分に小さい溶液.希薄溶液論の対象となる代表的な性質として,溶液の蒸気圧降下,沸点上昇,凝固点降下,および浸透圧があり,これらの諸性質はいずれも溶質分子の濃度(モル濃度,質量モル濃度,モル分率)に比例し,溶質の種類に関係しない(束一性).また,希薄溶液では気体の溶解度に関するヘンリーの法則が成り立つ.希薄な電解質溶液中における化学平衡では,イオンの活量のかわりにモル濃度で代用できる場合が多い.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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