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常盤御前【ときわごぜん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

常盤御前
ときわごぜん
平安時代末期,源義朝常磐とも書く。初め近衛天皇の后九条院の雑仕をつとめていた。今若,乙若,牛若 (義経) の母。平治の乱で義朝が尾張で殺されたのち,大和に隠れたが,老母や子供を助けるため平清盛の愛を受け,のち一条長成の妻となった。『平治物語』にみえ,以後幸若舞曲の『伏見常盤』『山中常盤』『靡常盤』などに展開,江戸時代の浄瑠璃歌舞伎の判官物にも登場する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ときわ‐ごぜん〔ときは‐〕【常盤御前】
源義経の母。近衛天皇の中宮九条院の雑仕(ぞうし)であったが、源義朝の妾となり、今若・乙若・牛若(義経)を生んだ。義朝の死後、母と子の赦免を条件に平清盛の妾となり、のち、藤原長成に嫁したと伝えられる。生没年未詳。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

常盤御前 ときわごぜん
?-? 平安時代後期,源義経(よしつね)の母。
九条院の女官から源義朝(よしとも)の妻となり,今若(阿野全成(ぜんじょう)),乙若(義円),牛若(源義経)を生む。平治(へいじ)の乱(1159)で義朝が敗れると,母と3児の助命をねがい六波羅(ろくはら)に出頭,平清盛(きよもり)の妾となった。のち藤原長成(ながなり)と再婚。名は常葉,常磐ともかく。

出典:講談社
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

ときわごぜん【常盤御前】
平安末期の女性。生没年不詳。九条院(近衛院の后藤原呈子)の雑仕女であったが,源義朝の妾となって今若(のちの阿野全成),乙若(のちの愛智円成,義円),牛若(のちの義経)を生んだ。平治の乱による平氏追及にあい,母と3人の子の助命のために六波羅に自首。その後平清盛の寵愛をうけ,廊の御方(建礼門院の雑仕女)を生んだ。さらにのち正四位下大蔵卿藤原長成に嫁して侍従能成を生んだ。【小田 雄三】 幸若舞曲では,常盤御前は才色兼備の貴女として造形され,波乱に富んだ生涯を送ったことになっている。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

常盤御前
ときわごぜん
生没年不詳。源義経(よしつね)の母。近衛(このえ)天皇の皇后九条院(くじょういん)(藤原呈子)の奥向きの召使いであったが、のち源義朝(よしとも)の妾(しょう)となり、今若(いまわか)、乙若(おとわか)、牛若(うしわか)の3児をもうける。平治(へいじ)の乱(1159)に敗れた義朝が殺されると、常盤は平氏の追及を逃れて3児を連れ大和(やまと)国(奈良県)に隠れた。しかし、平氏に捕らえられた母を助けるため六波羅(ろくはら)に自首し、許された。このとき平清盛(きよもり)の妾となったとも伝えられる。のち一条大蔵卿(いちじょうおおくらきょう)藤原長成(ながしげ)に嫁した。3児は仏門に入ったが、鞍馬(くらま)山(京都市左京区鞍馬本町)にのぼった牛若がのち義経となった。美貌(びぼう)の誉れ高き女性である。歌舞伎(かぶき)『鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)』(一条大蔵譚(ものがたり))に登場する常盤は、立(たて)女方(おやま)の役どころである。[田辺久子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ときわ‐ごぜん ときは‥【常盤御前】
平安末期の女性。九条院(近衛天皇の皇后)の雑仕(ぞうし)で、源義朝の妾となり、牛若(源義経)ら三児を生む。平治の乱で、平氏の追及にあい六波羅に自首、母子の赦免を条件に清盛の寵愛を受けた。のち、藤原長成に嫁したと伝える。常盤。生没年不詳。

出典:精選版 日本国語大辞典
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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

常盤御前
(通称)
ときわごぜん
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
雪解松操繖
初演
弘化2.1(江戸・中村座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
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