●幅広【ハバビロ】
デジタル大辞泉
はば‐びろ【幅広/▽巾広】
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
はば‐びろ【幅広】
〘名〙 (「はばひろ」とも)
① (形動) 普通より幅が広いこと。また、そのさまやそのもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一一「幅広(ハバビロ)に腰を蔽ふ藤尾の帯を」
② (形動) わざと大げさにふるまうこと。また、そのさま。
※評判記・役者口三味線(1699)よし沢あやめ「きけばぬしからが借屋かってゐる身じゃげなが。いかふはばびろに出やって」
③ 「はばびろおび(幅広帯)」の略。
※浮世草子・好色一代男(1682)一「わけしりだてなる茶じゅすの幅広(ハバビロ)はさみ結びにして」
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はば‐ひろ・い【幅広】
〘形口〙 はばひろ・し 〘形ク〙 (「はばびろい」とも)
① 物の幅が広い。太い。
※河霧(1898)〈国木田独歩〉「小川の流は此処に来て急に幅広(ハバヒロ)くなって」
② 各層の人々にわたっている。また、ひとりの人の活動の分野などの範囲が広い。
※評判記・難波物語(1655)「手くだのおとこをあらそひたりし事は、まことにはばひろき取さたなりき」
※彼の歩んだ道(1965)〈末川博〉四「幅ひろい活動をして」
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