●平家琵琶【へいけびわ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
平家琵琶
へいけびわ
日本の弦楽器名。『平家物語』を語る (→平曲 ) ときの伴奏楽器。形態,奏法などに楽琵琶と盲僧琵琶とを折衷した面がみられる。形は楽琵琶に似ているが,それよりやや小型で,全長2尺2寸 (約 67cm) 以内,4弦5柱。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
へいけ‐びわ〔‐ビハ〕【平家×琵×琶】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
へいけびわ【平家琵琶】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
精選版 日本国語大辞典
へいけ‐びわ ‥ビハ【平家琵琶】
〘名〙
① 琵琶の種類。四弦、五柱で、形は楽琵琶よりも小さく、持ち歩きに便利。
② 「平家物語」を琵琶に合わせて語る音曲。後鳥羽天皇のころ、盲人生仏(しょうぶつ)が先行の音曲の曲節を集大成して語り始めたという。南北朝期に明石検校覚一が大成。応永~永享(一三九四‐一四四一)ごろ最も盛行。その曲節は謡曲・浄瑠璃などに流入した。平曲。平家。平語。
※蔗軒日録‐文明一七年(1485)四月一二日「雨、城三来談兵家比巴、共不妙、品朴直而已矣」
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本大百科全書(ニッポニカ)
「平家琵琶」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●平家琵琶の関連情報