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幼根【ヨウコン】

デジタル大辞泉

よう‐こん〔エウ‐〕【幼根】
種子の胚軸(はいじく)の下端部分。発芽に伴って生長して主根となる。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ようこん【幼根】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

幼根
ようこん
radicle
primary root

シダ植物、裸子植物、被子植物の胚(はい)がもっている最初の根の原基。発芽後には主根として成長する。多くのシダ植物では幼根は造卵器の軸と直角の向きにつくられ、初めは配偶体の組織の中に伸びる。裸子植物では曲がりくねって伸びる胚柄(はいへい)の先に植物体ができ、その先端は茎頂(幼芽)となり、基部の胚柄に接する方向に幼根ができる。被子植物でも胚の珠孔に向かう側に胚柄があって、それに接する位置に幼根ができる。側根や不定根は植物体の内部でつくられ、周囲の組織を破壊しながら内生的に発生をする。これに対して、幼根の根冠は胚の最外層である原表皮の並層分裂によって外生的に発生するため、胚柄以外には破壊されるものがない。ただし、イネ科の幼根だけは例外で、内生的に発生し、根冠と、その外側を包んでいる根鞘(こんしょう)との間には空洞ができる。

 多くの植物では、幼根の基部と胚軸との境界は不明瞭(ふめいりょう)で、連続的に変化している。被子植物の種子内では、幼根の先端は珠孔を向いて入っている。休眠中の幼根の細胞は軸方向に偏圧されているが、吸水すると急激に伸びるため、幼根は珠孔付近の種皮を押し破って外に出ることになる。

[山下貴司]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

よう‐こん エウ‥【幼根】
〘名〙 種子植物の胚軸の下端部で、普通は種子の発芽とともに生長して主根となる根。〔植学訳筌(1874)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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