@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

幽門垂【ユウモンスイ】

デジタル大辞泉

ゆうもん‐すい〔イウモン‐〕【幽門垂】
硬骨魚類に特有の消化器官の境界部から突き出した袋状の器官で、消化酵素を分泌する。塩辛材料になる。腸盲嚢(ちょもうのう)。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

幽門垂
 硬骨魚類の幽門の部分にある房状盲嚢で,消化酵素を分泌する.その酵素を用いて塩辛などを作る.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ゆうもんすい【幽門垂】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

幽門垂
ゆうもんすい
pyloric caeca
胃の幽門部と腸の始部の境界付近にある細い盲嚢(もうのう)。腸盲嚢ともよばれる。硬骨魚類に特有な消化器官で、円口(えんこう)類や多くの軟骨魚類にはみられない。構造は腸管によく似ており、トリプトシン様酵素、アミラーゼ、マルターゼ、リパーゼなどの消化酵素を分泌し、その活性もかなり強い。上皮細胞から消化した食物の活発な吸収がみられることから、食物を貯蔵するだけでなく、消化・吸収の働きも十分にある。
 幽門垂は魚の運動と関連があり、活発に泳ぐイワシ、サバ、カツオなどは300~400本と多く、大きな塊(幽門垂塊)を形成している。その重さはマグロでは体重の2%、ブリで1.7%もある。また、幽門垂の上皮の表面積と腸管のそれの割合はニジマスでは70%、マダラでは69%にもなる。一般に、体が小さく運動しない底生魚では幽門垂は少なく、ウナギ、シラウオ、および無胃魚(コイ科、ダツ、サンマ、サヨリ、ベラ、ブダイなど)にはまったくない。幽門垂の数は近似した種類間でも相違があり、分類学上、重要な形質として利用される。[落合 明・尼岡邦夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

幽門垂」の用語解説はコトバンクが提供しています。

幽門垂の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation