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府兵制[中国]【ふへいせい[ちゅうごく]】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

府兵制[中国]
ふへいせい[ちゅうごく]
Fu-bing-zhi; Fu-ping-chih
古代の兵制。西魏北周北斉,唐初 (6世紀中葉~8世紀初め) に行われ,兵農一致を特徴とする。漢代の人民皆兵制がくずれ,六朝時代世襲の兵戸や臨時の募兵が兵制の主流をなしたが,西魏の宇文氏政権下に儀同を通じ農民を徴発し,二十四軍の中央軍を組織する制度が関中に生れた。これが発展して隋,唐の府兵制となった。唐制では両京周辺を主体に全国に六百余の折衝府をおき,毎府 1000名平均の兵士徴集農閑期に軍事訓練を施し交代で首都に上番し,十二衛以下諸衛府に属して宮衛警固に任じ (衛士) ,また国境地方の防衛におもむき3年間勤務する (防人) 。兵士は食糧,装備も自弁させられたが,課役 (租・庸・調) は免除された。7世紀後半から折衝府密集地帯の負担が過重なため農民の流亡がふえ,兵士の交代も円滑にいかなくなり,また外征に多数の強制募兵を必要とするようになって府兵制はくずれ,開元 13 (725) 年かく (かくき) ,同 25年長征健児 (こんでい) らの新兵制が成長し,天宝8 (749) 年主要な機能を停止して,以後は関係官名だけ栄典に使われた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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