●庭番【にわばん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
庭番
にわばん
江戸幕府の一職名。隠密の常職。徳川吉宗が将軍就任に際して紀州から風聞取調べを職とする村垣左太夫 (のち淡路守) を召連れてきたのが初め。若年寄支配で,これを使用できるのは,将軍,老中,若年寄,目付である。直接,御庭に入って将軍に謁見し,民間事情,諸大名の政策,動静などを上聞し,また将軍からの下命を受けて一般世情や,老中からの伺いの件などを探った。その仕事上危険が伴い,消息を絶ってしまう者もあったという。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
にわばん【庭番】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
精選版 日本国語大辞典
にわ‐ばん には‥【庭番】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
にわ‐ばん〔には‐〕【庭番】
1 庭の番人。
2 ⇒御庭番(おにわばん)
2 ⇒御庭番(おにわばん)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「庭番」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●庭番の関連情報