●庭石【ニワイシ】
デジタル大辞泉
にわ‐いし〔には‐〕【庭石】
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世界大百科事典 第2版
にわいし【庭石】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
庭石
にわいし
庭園に使われる石の総称。洋風の庭で使用される石材加工品と異なり、日本庭園では自然に産出したままの石を用いることが多い。産出する場所によって、山石、沢石、川石、海石に大きく分けられる。これらは、江戸時代造園術の禁忌の一つである本所離別(ほんしょりべつ)の法にのっとり、築山(つきやま)には山石、渓谷には沢石、流れには川石、池には海石を使うのが自然とされている。
庭石は、1個だけを用いる場合と、2個、3個、あるいは数個と複数で使う場合とがある。庭石を装飾的に組み合わせてつくる局部を石組(いわぐみ)というが、自然の描写から出発したこの技術が日本庭園では早くから発達し、龍安寺(りょうあんじ)の石庭などを生んだ。
庭石としての価値は、形や色合い、光沢、組織のほか、野面(のづら)で決まる。野面とは、長年の風化作用で石の表面が自然に一種独特の味わいを出していることをさし、石の山さびともよばれる。庭石観賞のキーポイントである。
[中村 仁]
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精選版 日本国語大辞典
にわ‐いし には‥【庭石】
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