@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

引札【ひきふだ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

引札
ひきふだ
ちらし,びら古称。商品の売出し宣伝,店の開店披露などの広告として配布した印刷物のこと。くじ引きのも同じ種類。江戸時代の中頃看板だけではもの足りなくなって出現当初顧客だけを対象に利用されていた。印刷の様式木版 (瓦版) の墨刷りから色刷りへと進み,さらに明治以降,印刷技術の進歩によって,無数のパンフレットちらしとして広く配布されるようになった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ひき‐ふだ【引(き)札】
商品の宣伝や開店の披露などを書いて配る広告の札。
「引越は容易に出来ますと云う移転会社の―であった」〈漱石
くじ引きの札。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ひきふだ【引札】
一枚刷りの広告。今日の〈ちらし広告〉に相当する。京坂では早くから〈ちらし〉と称していた。引札の始まったのは元禄(1688‐1704)近くになってからのことで,文化・文政期(1804‐30)に盛んに行われるようになった。江戸時代から明治初期にかけての広告といえば,店舗に取りつける看板,のれん物売り口上のようなものを除けば,配る広告としての引札,はる広告としての〈びら〉があったくらいである。初期の引札では,越後屋が1683年(天和3)江戸の日本橋駿河町に開店したときの,いわゆる〈現金安売かけ値なし〉の引札が有名である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

引札
ひきふだ
江戸時代の宣伝広告の一形式。今日(こんにち)のちらし、ビラにあたる。元禄(げんろく)(1688~1704)のころ、安売りの宣伝札を印刷して配ったことに始まるといわれ、のちに開店、改築の披露や商品の紹介にも広く利用された。特定の顧客に配布するほか、街頭で配り、これには専門のひろめ屋を使うことがあった。江戸の越後(えちご)屋呉服店では十里四方に引札を配ったという。人気戯作(げさく)者に宣伝文を書かせ、下絵に色刷りで花鳥を入れる店もあった。[稲垣史生]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ひき‐ふだ【引札】
〘名〙
① 商品の宣伝や開店の披露などの主旨を書いて諸方へ配る広告の札。ちらし。また、それを配る人。
※談義本・当世下手談義(1752)二「江戸中端々裏々迄、引札投込て通るを、いかなる安売ぞと」
② くじ引きの札。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

引札」の用語解説はコトバンクが提供しています。

引札の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation