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弘法寺(岡山県)【こうぼうじ】

日本大百科全書(ニッポニカ)

弘法寺(岡山県)
こうぼうじ

岡山県瀬戸内市牛窓(うしまど)町千手(せんず)にある寺。高野山真言(こうやさんしんごん)宗に属する。山号は千手山(せんじゅさん)。本尊は千手観音(かんのん)。天智(てんじ)天皇の勅願により開創。天平(てんぴょう)年間(729~749)報恩大師が孝謙(こうけん)女帝の病気平癒を祈願して効験あり、その賞によって興法寺を再興。のち弘法大師(空海)が807年(大同2)当山に方三丈の堂を建立し、千手観音を造像安置してから寺号も千手山弘法寺と称するようになった。江戸中期には61石を領し、山上に多くの堂塔があったが、1967年(昭和42)諸堂を焼失した。76年に一山の本坊遍明院を落成。5月5日にお練り供養(くよう)が盛大に行われたが、火災以後は中絶。寺宝も多く、木造彩色菊牡丹透華鬘(きくぼたんすかしけまん)、遍明院には木造五智如来(ごちにょらい)坐像(5躯(く))、絹本着色『阿弥陀二十五菩薩来迎(あみだにじゅうごぼさつらいごう)図』『仏涅槃(ぶつねはん)図』、藍韋肩白腹巻(あいかわかたじろはらまき)(伝足利尊氏(あしかがたかうじ)奉納)、大薙刀(なぎなた)(銘「盛光」)、東寿院には快慶作の阿弥陀如来立像(以上すべて国指定重要文化財)などがある。

[野村全宏]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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