●弘道館記【こうどうかんき】
精選版 日本国語大辞典
こうどうかんき コウダウクヮン‥【弘道館記】
江戸後期、水戸の藩校弘道館設立の目的と教育の基本方針を述べた書。一巻。徳川斉昭の命により、藤田東湖が起草。天保九年(一八三八)成立。当時の水戸学の真髄を伝える。嘉永五年(一八五二)注釈書「弘道館記述義」二巻が成立し、幕末の思想、政治に影響を与えた。
出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版
弘道館記
こうどうかんき
幕末,藤田東湖の著書
1838年刊。1巻。藩主徳川斉昭 (なりあき) の名で弘道館の開設の趣旨および教育方針を漢文で記したもの。神道・儒学の一致,文武兼備を主張し,尊王攘夷思想に基づく水戸学の理念を簡明に説いた。
1838年刊。1巻。藩主徳川斉昭 (なりあき) の名で弘道館の開設の趣旨および教育方針を漢文で記したもの。神道・儒学の一致,文武兼備を主張し,尊王攘夷思想に基づく水戸学の理念を簡明に説いた。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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