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張作霖爆殺事件【チョウサクリンバクサツジケン】

デジタル大辞泉

ちょうさくりんばくさつ‐じけん〔チヤウサクリンバクサツ‐〕【張作霖爆殺事件】
1928年、張作霖国民党軍の北伐に敗れて満州(中国東北部)にもどる途中関東軍参謀河本大作らの工作によって奉天(現在の瀋陽)駅近く列車を爆破され、死亡した事件。当時、日本国内では真相が隠されていたが、この事件で田中義一内閣は総辞職となった。満州某重大事件

出典:小学館
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朝日新聞掲載「キーワード」

張作霖爆殺事件
1928年6月4日、旧満州(中国東北部)の奉天(現・瀋陽)郊外で、中華民国北京政府)で当時の最高位、陸海軍大元帥だった作霖が、線路に仕掛けられた軍用火薬で車両ごと爆殺された。田中義一内閣は実行犯の厳罰昭和天皇に約束したが、陸軍圧力に屈し、首謀者だった元関東軍参謀・河本大作大佐を、警備の不備を理由に停職にするなど、処罰を行政処分にとどめた。昭和天皇は激怒し、内閣は翌年7月2日に総辞職。事件は陸軍が独断専行を重ねる契機になったとされる。
(2019-11-28 朝日新聞 朝刊 3社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

ちょうさくりんばくさつじけん【張作霖爆殺事件】
中華民国陸海軍大元帥張作霖が関東軍高級参謀河本(こうもと)大作大佐の謀略により爆殺された事件。1928年5月国民革命軍の北伐が北京に迫り,奉天軍の敗色が濃厚となると,関東軍ではこの際武力を行使して張を下野させ,新政権を樹立し,中国の東北(東三省,満州)を中国から独立させようと図り,錦州方面へ出動する態勢をとった。しかし田中義一首相はなお張を利用する方針をとり,張にたいし戦わずに満州に引き揚げるよう勧告する一方,関東軍の武力行使に承認をあたえなかった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちょうさくりんばくさつじけん【張作霖爆殺事件】
1928年(昭和3)6月4日、張作霖が関東軍の謀略により奉天駅の近くで列車を爆破され、死亡した事件。国民党軍の北伐開始により、張は北京から奉天に撤退しようとしたが、関東軍は満州占領をねらって彼を爆殺した。日本政府はこれを「満州某重大事件」と称して真相を秘匿しようとしたが、この事件により田中義一内閣は総辞職した。奉天事件。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

張作霖爆殺事件
ちょうさくりんばくさつじけん
中華民国陸海軍大元帥張作霖が、関東軍高級参謀河本大作(こうもとだいさく)大佐の謀略により爆殺された事件。1928年(昭和3)国民革命軍の北伐が北京(ペキン)に迫ったため、張は6月3日京奉(けいほう)線の特別列車で北京を退去し、奉天(ほうてん)(現瀋陽(しんよう))に向かった。関東軍は、この機会に張を下野させ、満州(東三省)を中国から独立させようと謀り、錦州(きんしゅう)方面に出動する態勢をとったが、田中義一(ぎいち)首相は武力行使を承認しなかった。このため河本は出動の口実を得ようと、4日早朝、奉天近郊で張の列車を爆破した。張は爆死したが、関東軍は事前の打合せが不十分で出動しなかった。真相は日本国民に秘匿されたが、満州某重大事件として疑惑をよび、田中内閣の倒壊を招いた。[江口圭一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ちょうさくりん‐ばくさつじけん チャウサクリン‥【張作霖爆殺事件】
昭和三年(一九二八)張作霖が、列車爆破により殺害された事件。関東軍参謀河本大作が指揮し、国民軍の仕業に見せかけて満州占領のきっかけにしようとした。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

張作霖爆殺事件
ちょうさくりんばくさつじけん
1928年6月,日本の関東軍将兵が,蔣介石の北伐軍に敗れて奉天に引き揚げる張作霖を,列車もろとも爆殺した事件。奉天事件ともいう
関東軍高級参謀河本大作大佐が満州(東三省)の独立をはかって,京奉線と満鉄が交差する地点で張作霖を列車ごと爆殺。真相は当時秘匿されたが,満州某重大事件といわれ,田中義一内閣の倒壊を招いた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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旺文社日本史事典 三訂版

張作霖爆殺事件
ちょうさくりんばくさつじけん
1928(昭和3)年6月,中国奉天軍閥の張作霖が国民党北伐軍に追われて奉天に引き揚げる途中,列車爆破で殺された事件
張作霖爆死事件ともいう。関東軍の参謀河本大作大佐らは張をあやつって満州独立を企てたが,張が従わなくなったとみて敢行。真相は隠されていたが,翌1929年立憲民政党が満州某重大事件として責任を追及し,天皇・元老も政府の処置に不満を表明したので,田中義一内閣は崩壊した。

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