●弾性散乱【だんせいさんらん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
弾性散乱
だんせいさんらん
elastic scattering
分子,原子,原子核,素粒子などが互いに衝突するとき,これら粒子の内部状態になんらの変化も残さずに,進行方向を変えたり,運動エネルギーのやりとりだけを行う現象。ラザフォード散乱,ポテンシャル散乱はこの例である。ただし,原子核に別の粒子が入射する場合,中間状態でこれらが1つになった複合核ができても,分離して最後にもとの状態に戻れば,これも弾性散乱という。弾性散乱に対して,粒子の内部状態の変化,すなわち励起を伴う場合,一括して非弾性散乱という。また,関係する粒子の数が変化する場合は反応と呼ぶことが多い。 (→散乱 )
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デジタル大辞泉
だんせい‐さんらん【弾性散乱】
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世界大百科事典 第2版
だんせいさんらん【弾性散乱】
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