●役人【ヤクニン】
デジタル大辞泉
やく‐にん【役人】
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世界大百科事典 第2版
えきじん【役人】
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やくにん【役人】
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精選版 日本国語大辞典
やく‐にん【役人】
〘名〙
① 役目のある人。役を受け持ってする人。役員。係の者。
※中右記‐大治二年(1127)八月一五日「山守事以レ僧為二役人一、誠可レ然也」
※太平記(14C後)二四「随兵、帯刀、直垂著、布衣の役(ヤク)人、悉く次第を守り列を引き」
② 官職に就いている人。公務に従事している人。官人。吏員。公務員。
※大内氏掟書‐一三一条・長享三年(1489)五月日「彼盗物之事、預二置其所之役人一可二批判一」
※開化のはなし(1879)〈辻弘想〉初「官人(ヤクニン)も品流(いへがら)で用ゆる事もなく」
③ 芸能で、役をつとめる人。役者。俳優。また、囃子方(はやしかた)などを含めていうこともある。出演者。
※申楽談儀(1430)勧進の舞台、翁の事「舞過て、面を脱ぐをも、やくにんにあらざる者取りて渡して、箱に納むべし」
④ 江戸時代、田畑・屋敷を所持し、一軒前の夫役(労役)、すなわち本役を負担する者。近世初頭における農村構成の中心をなす。役屋。
※地方凡例録(1794)一〇「年貢其外勘定の儀、〈略〉百姓に印形させ、名主より小百姓方へ手形を出し、帳の結目に役人押切判をして」
⑤ 疱瘡(ほうそう)にかかった人。
※雑俳・柳多留‐八(1773)「役人に成ると小児もむつかしい」
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