●役者【やくしゃ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
役者
やくしゃ
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デジタル大辞泉
やく‐しゃ【役者】
2 駆け引きなどにたけている人。また、人前で抜け目なく振る舞う人。「なかなかの
3 役目に当たる人。役人。
「飯をはからひもり、人にすすむる―を」〈咄・醒睡笑・一〉
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世界大百科事典 第2版
やくしゃ【役者】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
役者
やくしゃ
本来は神事・仏会(ぶつえ)などの祭祀(さいし)儀礼に際して特別な役を受け持つ人をさすことばだったが、中世の猿楽(さるがく)以後、舞台芸能における演技者の名称になった。古くは囃子方(はやしかた)も含めていたが、やがて演技者に限るようになった。『役者全書』(1774刊)に「役者といへる号は、何役でも、それぞれの役を勤むる者を役者と称す。されば仏家にも役者の名あり。しかるに役者といへば戯場(しばい)の狂言をなす者に限ることになりたり」とある。元禄(げんろく)年間(1688~1704)には、歌舞伎(かぶき)の演者のことを役者、芸者、役人などとよんだことが知られるが、しだいに「役者」に統一されたらしい。猿楽役者、歌舞伎役者が社会的に卑賤(ひせん)な身分の者とされていたため、近代以降における演者の地位向上とともに「俳優」の称が一般的になった。しかし、江戸時代を通じて、「役者」の称号は大衆に親しまれ、演者自身も「役者」の称に誇りをもっていた。毎年出版され続けた技芸評判の本を『役者評判記』と名づけたのはその表れの一例となる。
[服部幸雄]
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精選版 日本国語大辞典
やく‐しゃ【役者】
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