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彼此【アレコレ】

デジタル大辞泉

あれ‐これ【×此】
[代]指示代名詞。いろいろな物や事柄をさす。「彼此を考え合わせる」
[副]いろいろと。あれやこれやと。「彼此(と)思い悩む」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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かれ‐これ【彼×此】
[副](スル)
一つに限らず、いくつものことに及んだりかかわったりするさま。とやかく。いろいろ。「彼此うるさく言う」「彼此しているうちに、暗くなってしまった」
(時・年月・数量などを示す語を伴って)だいたいそれに近いさま。おおよそ。そろそろ。「ここに住んでから彼此一年になる」「彼此四キロ余りも歩いた」
いろいろ合わせて。全部で。
「かやうのくら事―四十八ありける」〈浮・一代男・四〉
[代]
指示代名詞。あのこと、このこと。あのもの、このもの。
「詠める歌多く聞こえねば、―を通はしてよく知らず」〈古今・仮名序〉
三人称の人代名詞。あの人とこの人。だれかれ。
「―、知る知らぬ、送りす」〈土佐

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ひ‐し【彼×此】
あれとこれと。あちらとこちらと。
「―相俟(ま)って始めて全豹を彷彿する事が」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉

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精選版 日本国語大辞典

あれ‐これ【彼此】
〘代名〙 他称。数多くの人や事物を指し示す。あれやこれや。
※史記抄(1477)一一「孔子は無常師ほどに、あれこれに問道、問礼たぞ」
※咄本・軽口露がはなし(1691)一「気のせくままにあれこれとさがし」

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かれ‐これ【彼此】
[1] 〘代名〙 他称。
① あの事とこの事。あのものと、このもの。あれやこれや。
※早稲田大学図書館所蔵文書‐天平勝宝七年(755)五月七日・相摸国司牒「以天平廿年彼国司、割得件地、興造倉屋。為寺尤便。願計彼此便、欲相博
※名語記(1275)六「かれこれが間をあひとなづく」
② あの人とこの人。だれやかれや。
※土左(935頃)承平四年一二月二一日「かれこれ、しるしらぬ、おくりす」
[2] 〘名〙
① 納得せずに、なんのかのと文句をいうこと。ごたごた。
※滑稽本・旧観帖(1805‐09)三「さて薬代ゆへに彼是(カレコレ)がござっては、わしもきのどく」
② およそ同じ程度。相当の値打。
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「かかあが衣装(とば)を〈略〉タッタ三度しきゃアお晴をしねへときて居るから、なんぼ付(つか)ねへと云ても彼是(カレコレ)が物はあらうス」
[3] 〘副〙
[一] いろいろな物事にかかわる意。「と」を伴うことがある。
① とやかく。なんやかや。なんのかの。
※貞享版沙石集(1283)八「雑行は行躰はとりどりに殊勝なれども、かれこれと心みだるなり」
※交易問答(1869)〈加藤弘之〉下「御上で別段に彼是と御世話をなさらずともよいとはいふものの」
② (「かれこれする」の形で) いろいろなもの事に注意を散らして。うかうかと。
※狂言記・水汲新発意(1730)「いやいやあれは女の事なり殊にかれこれとして日もくるればいかがじゃ」
※めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一「彼是する内に遠方で人の足が響いた」
③ (「かれこれ言う」の形で)
(イ) なんのかのとうわさして。いろいろ評判して。
※俳諧・おらが春(1819)「彼是といふも当坐ぞ雪仏」
(ロ) なんのかのと文句をつけて。苦情をいろいろと。
※魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後「お金の事なぞ彼此云ってられ無いって」
④ あれもこれも。いずれにつけても。何にしても。
※太平記(14C後)九「両家の体を一にして水魚の思を成べく候上、赤橋相州御縁に成候。彼此(カレコレ)何の不審か候べきなれ共」
[二] 彼と此と合わせる意。あとに数詞を伴う。
① あれとこれと合わせて。全部で。合計。
※平家(13C前)九「熊谷、平山、かれこれ五騎でひかへたり」
② およそ。大体。ほぼ。ほとんど。ぼつぼつ。
(イ) あとに概数を伴って用いる。
※平治(1220頃か)上「湯浅の権守宗重、卅余騎にてはせまゐれば、彼是百余騎に成りにけり」
(ロ) あとに、経過した時間、年月など、また時刻、年齢などを表わす語や時分を示す語を伴って用いる。
※雑俳・玉の光(1844‐45)「苦のないおかた・かれ是四十でもあろか」
※夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「かれこれもう昼時分に近い」

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ひ‐し【彼此】
〘名〙 二つ以上の事柄をとりあげていう。あれとこれと。あれもこれも。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三「彼此(ヒシ)(〈注〉カレコレ)、愛憎のこころ、あることなし」 〔杜甫‐哀江頭詩〕

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