●往生【おうじょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
往生
おうじょう
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デジタル大辞泉
おう‐じょう〔ワウジヤウ〕【往生】
1 仏語。現世を去って仏の浄土に生まれること。特に、極楽浄土に往(い)って生まれ変わること。
2 死ぬこと。「大
3 あきらめて、行動などをやめ、おとなしくすること。「もう観念して、
4 どうにもしようがなく、困り果てること。閉口。「自転車がパンクして
5 「圧状(おうじょう)2」に同じ。「無理
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世界大百科事典 第2版
おうじょう【往生】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
往生
おうじょう
仏教において、死によってこの穢(けが)れた世を去り、仏、菩薩(ぼさつ)の浄土(じょうど)に生まれることをいうが、通常は阿弥陀仏(あみだぶつ)の極楽(ごくらく)浄土に生まれることをさす。浄土教ではこの極楽往生の思想が中心となっている。阿弥陀仏の願(がん)には、往生に関する第十八、第十九、第二十の三願があり、なかでも第十八願は信心と念仏の数に触れ、第十九願は功徳(くどく)を積んだ念仏者の臨終(りんじゅう)に仏が迎えにくることを誓っているところから、古来注目されてきたが、日本では平安中期以降、臨終来迎(らいごう)の風潮が高まり、臨終正念が重視された。法然(ほうねん)(源空(げんくう))に至って第十八願の念仏の易行(いぎょう)が強調され、また親鸞(しんらん)ではとくに信心が往生の正因とされた結果、彼独自の回向(えこう)思想と相まって、この世で仏から真実の信心を賜ったそのときをさして往生ともよぶに至っている。
[石田瑞麿]
『石田瑞麿著『往生の思想』(1968・平楽寺書店)』
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精選版 日本国語大辞典
おう‐じょう ワウジャウ【往生】
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