●後伏見天皇【ごふしみてんのう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
後伏見天皇
ごふしみてんのう
[没]延元1=建武3(1336).4.6. 京都
第 93代の天皇 (在位 1298~1301) 。名は胤仁。伏見天皇の第1皇子。生母は准三宮藤原経子 (参議藤原経氏の娘) 。養母は永福門院藤原しょう子 (西園寺実兼の娘) 。永仁6 (1298) 年践祚,次いで即位。伏見上皇が院政をとった。執権北条貞時が両統迭立策をとったため,正安3 (1301) 年大覚寺統の後二条天皇に皇位を譲った。元弘3=正慶1 (33) 年出家,法名を理覚と号し,のち行覚と改めた。『後伏見天皇宸記』その他がある。陵墓は京都市伏見区深草坊町の深草北陵。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
ごふしみ‐てんのう〔‐テンワウ〕【後伏見天皇】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル版 日本人名大辞典+Plus
後伏見天皇 ごふしみてんのう
弘安(こうあん)11年3月3日生まれ。伏見天皇の第1皇子。母は藤原経子(けいし)。父の譲位をうけて即位。持明院統。2年半で大覚寺統の後二条天皇に位をゆずる。異母弟の花園天皇と子の北朝第1代光厳(こうごん)天皇のとき院政をおこなう。鎌倉幕府がたおれたのちの,建武(けんむ)3=延元元年4月6日死去。49歳。墓所は深草北陵(ふかくさのきたのみささぎ)(京都市伏見区)。諱(いみな)は胤仁(たねひと)。法名は理覚,行覚。別名に持明院殿。歌集に「後伏見院御集」,日記に「後伏見院宸記(しんき)」。
【格言など】夕山やふもとの檜原色さめて残る日影ぞみねにすくなき(「風雅和歌集」)
出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。
世界大百科事典 第2版
ごふしみてんのう【後伏見天皇】
第93代に数えられる天皇。在位1298‐1301年。伏見天皇第1皇子。名は胤仁。母は五辻経氏の娘。永福門院藤原

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
後伏見天皇
ごふしみてんのう
(1288―1336)
第93代天皇(在位1298~1301)名は胤仁(たねひと)。法名理覚、のちに行覚。常盤井(ときわい)殿と称された。伏見天皇の第1皇子。実母は五辻経氏(いつつじつねうじ)の女(むすめ)経子。養母は西園寺実兼(さいおんじさねかね)の女(むすめ)永福門院鏱子(しょうし)。父帝の譲を受けて位についたが、その在位中に持明院(じみょういん)、大覚寺(だいかくじ)両統の間に迭立(てつりつ)による皇位継承の協定が成立し、わずか3年で退位した。のち花園(はなぞの)天皇および光厳(こうごん)天皇の代になり、院政をとった。元弘(げんこう)の変に際会し、東国に向かう途中敗れて帰京し、出家した。後伏見天皇は父伏見天皇また兄弟の花園天皇や尊円(そんえん)親王に似て名筆家として著名。延元(えんげん)元年4月6日没。京都の深草北陵に葬る。同天皇には日記が二十数巻あった由であるが、今日伝存するものはその一部と考えられる断簡にすぎない。『後伏見院御集』と称する107首を収める歌集が伝存する。
[村田正志]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
367日誕生日大事典
後伏見天皇 (ごふしみてんのう)
鎌倉時代後期の第93代の天皇
1336年没
出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
ごふしみ‐てんのう ‥テンワウ【後伏見天皇】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「後伏見天皇」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●後伏見天皇の関連情報
関連キーワード
| 正応| サリンベーネ| バール・ソーマ| 弘安| 後醍醐天皇| 正応| 塵袋| デリー|