●徒【ず】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
徒
ず
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
あだ【▽徒】
1 実を結ばずむなしいさま。無益なさま。むだ。「せっかくの好意が
2 浮ついたさま。不誠実で浮気っぽいさま。
「―なる恋にはあらで、女夫(めおと)の契を望みしなり」〈紅葉・金色夜叉〉
3 一時的ではかないさま。かりそめ。
「なかなかに―なる花は散りぬともまつを頼まぬ人のあらめや」〈為頼集〉
4 いいかげんなさま。粗略だ。
「まだしき時に方さまの御心づかひゆゑと、それはそれは―に存ぜぬに候」〈浮・文反古・五〉
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
いたずら〔いたづら〕【▽徒】
1 存在・動作などが無益であるさま。役に立たないさま。むだ。「
2 あるべき物がないために物足りないさま。なんの風情もないさま。
「入江の―なる洲(す)ども」〈更級〉
3 何もすることがないさま。退屈。→悪戯(いたずら)
「舟も出ださで―なれば」〈土佐〉
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
かち【▽徒/徒=歩/▽歩/歩=行】
「―で山へ登りました」〈二葉亭訳・片恋〉
2 (「徒士」とも書く)
㋐江戸時代、武士の身分の一。騎乗を許されない下級の武士。おかち。
㋑「徒侍(かちざむらい)」に同じ。
㋒「徒組(かちぐみ)」の略。
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ず〔ヅ〕【▽徒】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ただ【▽徒/×只】

1 取り立てて値打ちや意味がないこと。普通。「―の人」「―のからだではない」
2 何事もなく、そのままであること。無事。「見つかったら―では済まない」
3 (只)代金のいらないこと。また、報酬のないこと。無料。「―でくれる」「―で働く」

1 ありきたり。また、ありのまま。
「―なる絹綾など取り具し給ふ」〈源・宿木〉
2 何事もないさま。
「朝露のおくる思ひに比ぶれば―に帰らむ宵はまされり」〈和泉式部日記〉
[補説]

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
と【徒】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
と【徒】[漢字項目]
[学習漢字]4年

1 乗り物に乗らずに歩く。かち歩きする。「徒行・徒渉・徒卒・徒歩」
2 何も持たない。「徒手」
3 何もしない。何の役にも立たない。むだ。「徒食・徒然(とぜん)・徒労」
4 いっしょに事をする仲間。ともがら。「徒党・徒輩/学徒・義徒・逆徒・教徒・信徒・博徒(ばくと)・叛徒(はんと)・仏徒・暴徒」
5 門下の弟子。「徒弟/生徒」
6 五刑の一。懲役刑。「徒刑」


[名のり]とも
[難読]徒名(あだな)・徒花(あだばな)・徒士(かち)・徒然(つれづれ)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
ず【徒】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
と【徒】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
精選版 日本国語大辞典
あだ【徒】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
あだ・う あだふ【徒】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
あだ・く【徒】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
かし【徒】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ず ヅ【徒】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
と【徒】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
旺文社日本史事典 三訂版
徒
ず
出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「徒」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●徒の関連情報