●御庭番【オニワバン】
デジタル大辞泉
おにわ‐ばん〔おには‐〕【▽御庭番】
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とっさの日本語便利帳
御庭番
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世界大百科事典 第2版
おにわばん【御庭番】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
御庭番
おにわばん
江戸幕府の役職の一つ。8代将軍徳川吉宗(よしむね)の創設。若年寄支配。1716年(享保1)吉宗が紀州から連れてきた家臣のうち、村垣左太夫ら17人を御広敷伊賀者(おひろしきいがもの)に任命して、大奥の動向を探らせたのに始まる。19年これを改編して御庭番とし、番所を本丸天守台下に設け、また二の丸御休息(ごきゅうそく)、西の丸山里門に詰所を分置し、毎夕交替で宿直して各御殿の門庭の警備にあたることを日常の任務とし、また将軍直属の諜報(ちょうほう)機関として、ときに将軍の御直御用(おんじきごよう)、または御用取次、老中の内命を受けて、大名の動静や民政の実情などの探索にあたった。職掌上、17家の世襲とされたが、なかには絶家したもの、二男、三男で分家に取り立てられたものなどがあり、年代により家数、人員に増減がみられる。また御目見(おめみえ)以上の両番格(200俵高)、同以下の小十人(こじゅうにん)格(100俵高、持扶持(もちぶち))、添番並(そえばんなみ)(50俵高、持扶持)、御庭之者支配(役扶持七人扶持)などの階層があり、なかには梶野土佐守(かじのとさのかみ)、明楽飛騨守(ひだのかみ)、村垣淡路守(むらがきあわじのかみ)(定行)のように勘定奉行に昇進した者もある。
[渡邉一郎]
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精選版 日本国語大辞典
おにわ‐ばん おには‥【御庭番】
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