●御津【みつ】
御津
みつ
兵庫県南
西部,
たつの市南部の旧町域。
播磨灘に臨む。 1947年町制。 1951年
室津村と
合体。 2005年
龍野市,
新宮町,
揖保川町と合体して,たつの市となった。休養観光の町で,東から西へ
白砂青松の
新舞子浜,「七曲がり」と呼ばれる
岩石海岸,
室津の
沈水海岸と,
瀬戸内海国立公園に属する
景勝地が続く。姫路市広畑に隣接し,
播磨工業地域の西部を占める。室津はかつての摂播
五泊の一つで,江戸時代は
大名が
参勤交代に利用し,浜本陣があった。室津の
賀茂神社は国指定重要文化財。岩見梅林,綾部山梅林などでも有名。
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御津
みつ
岡山県南部,
岡山市北部の旧町域。
旭川中流域,およびその
支流の宇甘川(うかいがわ)流域と
吉備高原からなる。1953年
金川町と宇甘西村,宇甘東村,宇垣村,葛城村,五城村の 5村,および牧山村の一部が合体して御津町が成立。1956年布都美村の一部を
編入。2005年岡山市に編入。中心地区の金川は旭川と宇甘川の合流点にあり,古くから開けた河港。戦国時代は備前守護代松田氏の
城下町,
近世は
岡山藩の家老日置氏の陣屋町であった。
イネ,
ブドウ(
マスカット),
モモを多く栽培する。日蓮宗
不受不施派の
本山,
妙覚寺がある。一部は
吉備清流県立自然公園に属する。
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御津
みと
愛知県南東部,
豊川市南西部の旧町域。
渥美湾に臨む。1930年町制。1955年大塚村の一部を編入。2008年
豊川市に編入。かつての三河五港の一つ御馬(おんま)は
音羽川の
河口にあり,
国府の外港であった。西半は
大部分が丘陵地で,ほかは
豊橋平野が占める。
豊川用水の通水によって
水利の悪い町の農業を変え,野菜,
果樹の栽培や施設園芸が発展。
綿織物,食品工業も行なわれる。沿岸部では
ノリの
養殖も盛んであったが,1964年湾岸一帯は東三河工業整備特別地域に指定され,埋め立てが進んだ。一部が
三河湾国定公園に属する。1889年に開通した
東海道本線が,
御油ほか旧宿場町を通らず蒲郡経由となったため,現在の御津領域にあった当時の西方村に郡行政中心地名の御油駅が設置された。1948年に
駅名は愛知御津に改称された。
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みつ【御津】
古代の
難波(なにわ)の港。官船の船着場として尊んでいう。難波の御津。
「葦が散る難波の―に大舟にま櫂(かい)しじ貫き」〈
万・四三三一〉
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みつ【御津】
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