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御触書【おふれがき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

御触書
おふれがき
江戸時代の一般向け成文法のこと。『武家諸法度』『禁中並公家諸法度』のような支配階級向けの法令と異なり,老中が将軍の裁可を受けて配下に下達し,必要に応じて一般にれて書きとめさせた。諸藩でも同様,一般向けの法令を触書と呼んで公布した。江戸時代中期までに,かなりこの種の触書が山積したので,寛保3 (1743) 年,将軍徳川吉宗がそれまでの一般向け法令を集大成して『寛保集成絲綸録』と呼んで以来,宝暦 (51~64) ,天明 (81~89) ,天保 (1830~44) の各時代に,それぞれ補充編纂されている。集成本にはみえないが,御触書のなかで特に有名なものに『慶安の御触書』がある。 (→御触書寛保集成 , 御触書天保集成 , 御触書天明集成 , 御触書宝暦集成 )

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デジタル大辞泉

おふれ‐がき【御触書】
江戸時代、幕府藩主から一般民衆に公布した公文書

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

おふれがき【御触書】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

御触書
おふれがき

江戸時代の法令。江戸幕府では通常の単行法は、必要に応じて御触書の形で公布した。御触ともよばれたが、狭い範囲の人や役所にあてられたものをとくに御達(おたっし)という。御触書は、老中、若年寄の合議体である御用部屋で方針が決定され、奥右筆組頭(おくゆうひつくみがしら)が調査、起案し、将軍の裁可によって制定法となる。表(おもて)右筆は書付(かきつけ)と称するその写(うつし)を作成し、支配系列に応じて配布した。大名には大目付(おおめつけ)が殿中で渡し、旗本以下には目付を通し、その他役職に応じて上司が下付するのが普通である。末端では町村役人が庶民に申し渡して周知徹底を期した。幕府の場合は全国に触れられるものと、御料(ごりょう)(天領)だけを対象としたものとがある。藩では幕府の御触書とともに、大名が独自に定めたものとが行われた。御触書の内容は、幕府の儀式、年中行事、倹約、犯罪の予防摘発などに関するものが多く、一般に命令禁止の旨を簡明に記してある。幕府では8代将軍徳川吉宗(よしむね)以後、御触書を整理編集して『御触書集成(しゅうせい)』をつくったが、藩のうちには同種の法令集を編集したものもあり、私人の編集によるものも多数残っている。

[平松義郎]

『平松義郎著「近世法」(『岩波講座 日本歴史11 近世3』所収・1976・岩波書店)』『高柳真三・石井良助編『御触書寛保・宝暦・天明・天保集成』(1958・岩波書店)』

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精選版 日本国語大辞典

お‐ふれがき【御触書】
[1] 〘名〙 (「お」は接頭語) 江戸時代、幕府、藩主などから一般の人々に公布した文書。
[2] 「御触書集成」の正式名称。

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