●徴兵告諭【ちょうへいこくゆ】
旺文社日本史事典 三訂版
徴兵告諭
ちょうへいこくゆ
1872(明治5)年,徴兵制に関する太政官布告
国民皆兵の理想を掲げ,全国民の男子で満20歳に達した者はことごとく兵籍に編入することを明らかにしている。この告諭と翌年の徴兵令公布は,士族にとって旧来の兵権喪失につながり,また農民にとって労働力を奪われることから,各地で徴兵令反対一揆がおこった。また,告諭文中の「血税」の文字も一部誤解を生じ,一揆の一因ともなった。
国民皆兵の理想を掲げ,全国民の男子で満20歳に達した者はことごとく兵籍に編入することを明らかにしている。この告諭と翌年の徴兵令公布は,士族にとって旧来の兵権喪失につながり,また農民にとって労働力を奪われることから,各地で徴兵令反対一揆がおこった。また,告諭文中の「血税」の文字も一部誤解を生じ,一揆の一因ともなった。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
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