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心不全【しんふぜん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

心不全
しんふぜん
cardiac failure
心臓機能不全,循環不全ともいう。心臓自体に障害があってその収縮性が低下し,心臓が,全身の諸組織に必要なだけの血液を拍出できない状態をいう。呼吸困難,心悸亢進などを自覚症状とし,他覚的にはチアノーゼ,頸静脈膨隆,浮腫,静脈圧の亢進などもみることがある。強心剤や利尿剤の投与,トランキライザによるストレスの緩和,血圧の調整などが行われる。原因としては,心筋変性,高血圧症,動脈硬化,心膜炎,心臓弁膜症などが多い。

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デジタル大辞泉

しん‐ふぜん【心不全】
心臓のポンプ機能が低下して、肺や全身に必要な量の血液を送り出せなくなった状態。原因は心臓弁膜症心筋梗塞高血圧・慢性肺疾患など。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

心不全
 心臓の血液の拍出が不全になった状態.

出典:朝倉書店
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生活習慣病用語辞典

心不全
心臓のポンプ機能の障害により、体内細胞や組織の代謝に見合う十分な血液を供給できなかったり、血液が全身から心臓に戻れなかったりする状態をいいます。その重症度によって症状もさまざまですが、初期には息苦しさ、動悸、だるさなどの症状があります。

出典:あなたの健康をサポート QUPiO(クピオ)
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家庭医学館

しんふぜん【心不全 (Heart Failure)】
◎心不全とはどんな病気か
◎症状は3つに分けられる
◎心不全の原因と誘因
◎心不全の検査と診断
◎一般的な治療と原因別の治療
◎予防法には2通りある

◎心不全(しんふぜん)とはどんな病気か
 私たちのからだが活動を行なうためには、全身の組織において栄養分や酸素が必要です。心臓は、栄養分や酸素を含んだ血液を全身に送り出すポンプのはたらきをしています。このポンプのはたらきが低下して、全身が必要とする血液を十分に送り出すことができなくなった状態を心不全といいます。簡単にいうと、心不全とは、心臓が弱った状態のことです。
●心不全の種類
 心不全は、おこり方によって、①急性心不全、②慢性心不全、③慢性心不全の急性増悪(ぞうあく)、の3つに分けられます。
①急性心不全とは、急性心筋梗塞症(しんきんこうそくしょう)などの急性の病気が原因となって、それまで症状がなかった人に呼吸困難、起坐呼吸(きざこきゅう)(「症状は3つに分けられる」の肺うっ血症状参照)、血圧低下などの心不全の症状が急に出現するもので、緊急の入院治療が必要です。
②慢性心不全とは、心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)や心筋症が原因となって心臓のはたらきが低下し、運動時の動悸(どうき)、息切れ、呼吸困難や足のむくみなどの症状が慢性的に持続しているものです。この場合、症状を軽くしたり、心不全の進行を食い止めるための検査や治療が必要です。
③慢性心不全の急性増悪とは、心臓のはたらきが低下しているけれども症状が軽くて安定していた慢性心不全の患者さんに、なんらかのきっかけで急に呼吸困難などの症状が出現するものです。この場合は急性心不全と同様に、緊急の入院治療が必要です。
 また心不全は、左心室(さしんしつ)と右心室(うしんしつ)のどちらのはたらきがおもに低下するかによって、左心不全(さしんふぜん)(左心室のはたらきが低下する)と右心不全(うしんふぜん)(右心室のはたらきが低下する)に分類することができます。表「心不全の分類と症状、原因、治療」に心不全を急性・慢性と左心・右心の4つに分類した際の症状、原因、治療をまとめました。

◎症状は3つに分けられる
 心不全の症状は、おおまかに、肺うっ血症状、体静脈(たいじょうみゃく)うっ血症状、心拍出量低下(しんはくしゅつりょうていか)症状、の3つに分けられます。
●肺うっ血症状
 左心室のはたらきが低下しておこる左心不全では、左心室から血液を送り出す能力が低下するので、その手前(上流側)に位置する左心房や肺静脈に血液の停滞がおこります(図「血液循環のしくみ」)。これを肺うっ血(「肺うっ血/肺水腫」)と呼びます。
 肺うっ血がおこると、吸い込んだ酸素が肺から血液中に十分入っていくことができないため、血液中の酸素濃度が低下して呼吸困難感がおこります。
 軽症の場合は、階段や坂道を登ったり、急いだときなどの運動時にのみ動悸、息切れ、息苦しさが出現します。
 中等症になると、夜間、床についてから呼吸困難が出現します。これは横(水平)になることにより、日中は重力のために下半身にたまっていた血液が急に心臓にもどり、肺うっ血が強くなるためです。横になると呼吸困難が出現するため、座っているほうが楽である状態を起坐呼吸(きざこきゅう)と呼びます。
 さらに重症になると、安静時にも呼吸困難が続き血液中の酸素濃度が低下するために、くちびるや爪(つめ)が紫色(チアノーゼ)になります。また、せきとともにピンク色の泡状のたんが出たり、呼吸にともなって、まるで気管支(きかんし)ぜんそくのように「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が聞こえることがあり、心臓ぜんそくと呼ばれます。
「起坐呼吸」や「心臓ぜんそく」は肺うっ血のもっとも重い症状で、これらの症状が現われた場合には肺が水浸(みずびた)しになった状態、すなわち肺水腫(はいすいしゅ)であることが多く、急性左心不全の典型的な症状で、緊急の治療が必要です。
●体静脈うっ血症状
 右心室のはたらきが低下しておこる右心不全では、右心室の手前(上流側)に位置する右心房やさらには体静脈(全身から心臓へもどる静脈)にうっ血がおこります。
 軽症の場合は、体重増加や夕方に下肢(かし)(脚(あし))にむくみ(浮腫(ふしゅ))がみられる程度ですが、中等症になると1日中むくみがみられるようになり、おなかが張った感じ(腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん))や肝臓が腫(は)れる(肝腫大(かんしゅだい))、食欲不振などの症状が出現します。さらに重症になると、下肢のみでなく全身のむくみが出現し、おなかに水がたまる(腹水(ふくすい))などの症状が出現します。
 体静脈のうっ血症状は、高度の左心不全が慢性的に持続した場合にも現われます。
●心拍出量低下症状
 心拍出量とは、心臓というポンプが全身に送り出す血液の量のことで、正常人の安静時では毎分5~7ℓです。心臓のはたらきが低下すると、心拍出量が、毎分2.5~4ℓ程度まで低下し、それによる症状が出現します。
 軽症では、疲れやすさやからだのだるさ(倦怠感(けんたいかん))が出現し、安静時の脈拍数の増加が現われます。安静時の脈拍数(心拍数)は、正常では毎分およそ50~80回ですが、これが安静時でも毎分80~110回に増加します。
 中等症では、手足が冷える感じや皮膚の蒼白(そうはく)、尿量の減少が現われます。
 さらに重症になると、冷や汗、無尿(むにょう)(尿がほとんど出ない)、意識がもうろうとなる、血圧低下(最高血圧が90mmHg以下、またはふだんより30mmHg以上低い)などの症状が出現し、これはショック状態と呼ばれ、ただちに治療しないと生命にかかわる状態です。心拍出量低下症状は左心不全と右心不全に共通する症状です。
 なお、これまでに述べた症状は、心不全のみで現われるものではないので、他の病気と区別する必要があります。
 たとえば、呼吸困難は肺気腫(はいきしゅ)や気管支ぜんそくといった呼吸器の病気でもおこりますし、浮腫はネフローゼや糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん)といった腎臓の病気でもみられます。区別のためには医師を受診して、検査を受ける必要があります。

◎心不全(しんふぜん)の原因と誘因
 心不全の原因はさまざまで、ほとんどすべての心臓病が、最後には心不全をきたします(表「心不全の分類と症状、原因、治療」)。
 急性左心不全の原因としてもっとも多いのは、急性心筋梗塞症(きゅうせいしんきんこうそくしょう)(「心筋梗塞(症)」)です。一方、急性右心不全の原因としては、肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)(「肺血栓塞栓症」)があげられます。いずれも生命にかかわるので、緊急の入院・治療が必要です。
 また、慢性心不全も原因によって治療法が異なるので、やはり入院のうえ、検査と治療が必要です。
 一方、心不全には原因とは別に「誘因(ゆういん)」があります。誘因とは、心臓のはたらきの低下はあっても安定していた患者さんの病状が急に悪化するきっかけ(引き金)のことです。もっとも多いのは、呼吸器感染症、すなわち「かぜをこじらせて、気管支炎・肺炎となり、心不全が悪化」というパターンです。
 そのほか、塩分や水分のとりすぎ、服薬の中断、過度の労働や運動(オーバーワーク)、狭心症、不整脈などが引き金となり、心不全が悪化することもあります。
 もともと心臓のはたらきが低下している人は、これらの誘因を避けるよう注意する必要があります。

◎心不全(しんふぜん)の検査と診断
 心不全の診断は、症状、診察結果(心臓・肺の聴診、浮腫、肝腫大など)と胸部X線撮影(肺うっ血の程度や心臓の大きさを知る)や血液検査(動脈血の酸素濃度を調べる)、心電図(心筋梗塞や心肥大の有無を知る)などの基本的な検査により可能です。
 しかし、心不全の原因を明らかにするためには、さらに超音波(心エコー図)検査、運動負荷試験、RI(ラジオアイソトープ)検査、心臓カテーテル検査、冠動脈造影検査などの検査が必要です。
 RI検査とは、放射性同位元素(ほうしゃせいどういげんそ)(ラジオアイソトープ)を注射して、心臓の画像を撮影し、心臓の筋肉の血流状態やはたらきを調べる検査です。
 心臓カテーテルとは、直径1mm、長さ約1m程度の細いチューブを脚や腕の血管から差し込んで心臓まで入れ、心臓の中の圧力を測定したり、造影剤を注入してX線撮影を行ない、心臓の形や動きを調べる検査です。
 冠動脈造影検査とは、冠動脈に造影剤を注入して、狭窄(きょうさく)や閉塞(へいそく)の有無を調べる検査です。

◎一般的な治療と原因別の治療
 一般的な治療としては、安静、水分制限(軽症例では、1日1000~1300mℓ、重症例では1日800~1000mℓ)、塩分制限(1日7g)のほか、薬物治療として、ジギタリス製剤(ジゴキシンなど)、血管拡張薬(アンギオテンシン変換酵素阻害薬(へんかんこうそそがいやく)など)、利尿薬(りにょうやく)(フロセミドなど)があります。また拡張型心筋症に対して、最近、β遮断薬(ベータしゃだんやく)という脈拍を遅くする薬剤が保険適用となり、使用され始めました。さらに、安定している慢性心不全では、軽い運動療法も勧められますが、過度にならぬよう配慮が必要です。
 原因別の治療とは、心不全の原因となっている病気に対する根本的な治療のことです。たとえば急性心筋梗塞症で冠動脈が血栓(けっせん)でつまって急性心不全になった場合には、緊急に風船療法(経皮的冠動脈形成術(けいひてきかんどうみゃくけいせいじゅつ))を行ない、つまっている冠動脈を再開通させる必要があります。
 また心臓弁膜症による心不全の場合、安静や薬物治療も必要ですが、それ以上に、心不全の原因である心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)に対して手術を行なうほうが重要です。
 心不全がいよいよ重症になると、薬物治療では限界があります。最近、拡張型心筋症に対して、「バチスタ手術」と呼ばれる左心室を縫い縮める手術が考案され、試みられています。
 また欧米では年間約2500例の心臓移植手術が行なわれています。日本では補助人工心臓が一時的に用いられていますが、心臓移植について法律はできたもののまだ一般化していません。
 心不全の治療について、表「心不全の分類と症状、原因、治療」に示しましたが、詳細についてはそれぞれの疾患の項目を参照してください。

◎予防法には2通りある
 1つは、心不全の原因となる疾患にならないよう予防すること、すなわち、心筋梗塞症などにならないよう、ふだんから禁煙、減塩、低脂肪、肥満防止、適度の運動を心がけることです。
 2つめは、いったん心不全になってしまったら、心不全の悪化の誘因を防ぐことです。すなわち、体重を毎日測定し、自分のベスト体重のプラスマイナス1kgの範囲内に保つこと、水分制限を守ること、塩分制限を守ること、オーバーワークを避けること、きちんと服薬すること、かぜをひかぬよう注意すること、心不全の症状出現に注意し、定期的に医師の診察を受けることなどです。

出典:小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典 第2版

しんふぜん【心不全 heart failure】
心臓が全身の臓器や組織に十分な血液を循環させることが不可能となり,その結果,呼吸困難,水腫,疲労,乏尿などの重篤な身体症状が発現した状態をいう。心不全は高血圧性心臓病,弁膜症,心筋梗塞(こうそく)などのあらゆる心臓疾患によってもたらされるが,また心臓以外の全身性疾患,たとえば甲状腺機能亢進症,ビタミンB1欠乏症(脚気),貧血などによってもたらされる。したがって心不全とは,心臓のポンプ機能の低下が原因ではあるが,体液の異常貯留が体組織に発現して初めて呼称できる症状であって,器質的な心臓病の病名でないことに注意する必要がある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しんふぜん【心不全】
心筋変性・心臓弁膜症・高血圧症・心膜炎などのため、心臓が身体の必要とする血液を十分に送り出せない状態。 「急性-」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

心不全
しんふぜん
cardiac failure
心機能不全ともいい、心臓のポンプ機能(血液の末梢(まっしょう)組織への拍出)が障害されて静脈圧が上昇し、十分量の酸素を末梢に供給できない状態をいう。一般にはおもに慢性循環不全と同義に解される。心不全はあらゆる器質的心疾患に起因して生じるが、もっともしばしばみられるのは心筋梗塞(こうそく)、心筋変性、心臓弁膜症、高血圧症および心嚢(しんのう)炎(心膜炎)によるものである。左右どちらの心室機能がおもに障害されているかによって左心不全と右心不全に分類される。
 左心不全の病態は肺うっ血を主とし、このために呼吸困難を呈する。心不全が軽度の場合は運動時に発症するが、病勢の進行とともに安静時にも症状が発現し、ついには臥位(がい)をとれず起坐(きざ)呼吸を余儀なくされる。すなわち、横臥位になると呼吸困難が出現し、起坐位をとると軽快する。心不全に特有の呼吸困難の型として、夜間突然におこる激しい呼吸困難の発作、すなわち心臓喘息(ぜんそく)の発作があり、泡沫(ほうまつ)状の血痰(けったん)を出し、顕微鏡で調べると心臓病細胞が検出される。この心臓病細胞は慢性心疾患の患者の血痰中によくみられる血鉄素を多量にもつ球形の細胞で、血鉄素は、肺うっ血のため肺胞内に漏出性出血がおこり、食細胞が赤血球を貪食(どんしょく)し、その血色素から変化して生じた色素タンパク質である。また心不全は他覚的には心拡大、不整脈、肺野のラッセル音の聴取などが認められる。一方、右心不全の病態の特徴は、身体末梢部から心臓に血液を送り返す静脈の拡張と水および電解質の貯留であり、これらによって頸(けい)静脈や末梢静脈の怒張、肝腫大(しゅだい)、浮腫、腹水、チアノーゼなどが生じる。
 予後判定および治療のためには、心不全の要因となっている疾患のほかに心不全状態の軽重を知ることが必要であり、そのために種々の心機能検査が施行される。心不全の病態把握には、循環時間の延長をはじめ、末梢静脈圧や中心静脈圧、肺動脈楔入(せつにゅう)圧の上昇、心拍出量の低下、胸部X線検査における心臓陰影の拡大や肺うっ血像、心エコー図による壁運動の低下所見などが有用である。治療としては、絶対安静を守り、減塩食とし、強心剤のジギタリスをはじめ、利尿剤、モルヒネ、末梢血管拡張剤などがその病態に応じて適宜用いられる。心不全の予後は、原因となる基礎疾患、合併症の有無、心不全の軽重、治療の適否などにより異なる。基礎疾患が心筋梗塞や尿毒症の場合は予後不良であるが、僧帽弁狭窄(きょうさく)症などの心臓弁膜症に伴う左心不全などでは長期間軽症のまま経過することもある。[井上通敏]

急性心不全

心不全のうち急激に発症したものを急性心不全といい、急性心筋梗塞、急性心タンポナーデ(心膜内に血液などがたまって心拍出量が減少した状態)、心臓弁膜症(とくに大動脈弁狭窄症)などに起因して生じる。おもな病態は、低血圧、心拍出量の低下による末梢循環不全徴候および精神症状である。患者の皮膚は蒼白(そうはく)となり、脈は微弱で速く、また血圧は低下し、不穏や昏睡(こんすい)などのさまざまな精神症状を呈する。呼吸は速くて浅在性となり、尿量は減少し、静脈は虚脱して、重篤な場合にはショック状態に陥る。[井上通敏]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しん‐ふぜん【心不全】
〘名〙 心弁膜症、心筋傷害、高血圧症、心嚢炎、慢性肺疾患などにより、心臓が静脈血を受け入れ、全身に動脈血を送り出す機能の遂行ができないために起きる一連の変化。呼吸困難、心悸亢進、チアノーゼ、浮腫、肝臓腫の肥大などの症状を示す。〔薬の効用(1964)〕
※司令の休暇(1970)〈阿部昭〉一「それをこの医者が心不全だと診断してだらだらと通院させてきたのは」

出典:精選版 日本国語大辞典
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