●心【こころ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
心
こころ
mind
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心
しん
citta
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デジタル大辞泉
うら【▽心】
1 こころ。思い。内心。→心(うら)もなし
2 形容詞・動詞に付いて、心の中で、心の底からの意を表し、さらにその意が弱まって、何ということなく、何とはわからず、おのずからそのように感じられるの意を表す。「
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けけれ【▽心】
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ここり【▽心】
「群玉のくるにくぎ鎖(さ)し固めとし妹(いも)が―は動(あよ)くなめかも」〈万・四三九〇〉
[補説]例歌の原文「去去里」の「里」は「ろ」の乙類の仮名にも用いるので、「こころ」の誤読とする説がある。
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こころ[書名]


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こころ【心】
㋐偽りや飾りのない本当の気持ち。本心。「
㋑身についた感じ方や考え方の傾向。性分。性根。「生まれついての
㋒物事について考え、判断する働き。考え。思慮。分別。「
㋓他人の状況を察していたわる気持ち。思いやり。情け。人情味。「
㋔あることをしようとする気持ち。意志。「やるしかないと
㋕物事に対する関心や興味。「遊びに
㋖自分と異なるものを認め受け入れる余裕。度量。「広い
㋗物事の美しさやおもしろさのわかる感覚。風流心。「詩の
㋘覚えていること。記憶。「
㋙気をつけること。注意。留意。「
2
㋐物事の本質をなす意味。また、芸術上の理念。「演技の
㋑なぞ解きなどで、その理由。わけ。「田舎の便りとかけて豆腐ととく。
3 全く異なる他の物事に見立てること。つもり。
「まだ蓬莱(ほうらい)は飾らねども、まづ正月の―」〈浄・阿波の鳴門〉
4 おもしろくない思い。また、分け隔てする気持ち。
「かく親しき御仲らひにて、―あるやうならむも便なくて」〈源・若菜上〉
[下接句]気は心・口は口心は心・犬馬の心・旅は情け人は心・二千里の外(ほか)故人の心・人は見目(みめ)よりただ心
[補説]書名別項。→こころ
[補説]
2015年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2015」キャンペーンでの「心」への投稿から選ばれた優秀作品。
◆漢字で書くのは簡単だが、読むのは極めて難しいもの。
へいしょさん
◆体の中にある細い枝のようなもの。強いストレスがかかるとポキッと折れることがある。
ちいちゃんパパさん
◆ある者にとっては鋼であり、ある者にとってはガラスであるもの。
Kentaさん
◆世の中で一番売ってはいけないもの。
Shinさん
◆誰も見た事がないのに、誰もがその存在を確信しているもの。
saraさん
◆無限のエネルギー。しかし時には熱を持ちすぎ制御不能になるときもある。二つ使用するときは特に注意(恋愛など)。
まなぶさん
◆人間の核。不安定で常に変化しており、脆く弱く壊れやすく、ときに自分の生死をも左右しうるもの。しかし、苦境を乗り越えるたびに強くなる。
bunbunさん
◆せかいいち性格の悪いともだち。
ホンダマリコさん
◆人間が存在する原点。目に見えないが、感情や思考、それに伴う行動などの人間には不可欠なものを動かす、なくてはならないもの。
水泳部のマネージャーさん
◆人間の核の部分。存在するようで存在せず、存在しないようで存在する。
ゆいおさん
◆目に見えず、触れることもできず、あったりなかったり、強かったり細かったり、人によっては頻繁に折れたりする。なのに、時々、すべてに打ち克つ力になる。
ふくにゃさん
◆頭の良きライバル。
カリカリさん
◆簡単には開かない箱の中に存在する世界。「心友」にだけ合鍵を渡しておく。
かぐやさん
◆他者を感じるときにその存在に初めて気づくもの。
スエルテさん
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しん【心】
2 (多く「芯」と書く)もののなか。中央。中心。
㋐内部の奥深いところ。「からだの
㋑中央にあって、重要な役割をになう部分。「鉛筆の
㋒火が通っていない飯粒や麺の、中央の硬い部分。「
㋓物の形状を保つために、その内部に入れるもの。「襟に
3 《1が宿るとされたところから》心の臓。心臓。「
4 二十八宿の一。東方の第五宿。蠍座(さそりざ)のアンタレスほか二星をさす。なかごぼし。心宿。
5 ⇒真(しん)7
6 仲間。友だち。
「おいらも―に入れねえな」〈滑・浮世風呂・前〉
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しん【心】[漢字項目]
[学習漢字]2年

1 五臓の一。心臓。「心悸・心筋・心室/腹心・狭心症」
2 こころ。精神。「心境・心魂・心情・心身・心配・心理/安心・一心・改心・感心・疑心・苦心・細心・執心・小心・傷心・専心・童心・内心・熱心・変心・放心・発心(ほっしん)・本心・民心・無心・野心・用心(ようじん)・良心」
3 まん中。物事のかなめ。「心棒/核心・湖心・重心・中心・天心・都心・灯心」

[名のり]うち・きよ・ご・ごり・さね・なか・み・むね・もと
[難読]心地(ここち)・心算(つもり)・灯心(とうしみ)・心太(ところてん)・稈心(みご)
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心
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心
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世界大百科事典 第2版
こころ【心】
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Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
こころ【心】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
心
こころ
心とはいわゆる感覚・知覚および知・情・意の働き、ないしはその座をいう。哲学のうえで心を特徴づけるとすれば、人間を人格たらしめる原理であるといえよう。しかし、いま少し具体的に心を規定するには、それが何と対立して考えられるかをみればよい。まず第一に、心は身体に対立させられる。この場合、心は、身体に受けた刺激を受容するもの、身体を動かすものなどと考えられる。第二に、心は行動、ふるまいに対立するものとして考えられる。表だった行動の背後にあり、行動とは独立に働くものとして、いわゆる思考、感情、意志などの座として心が設定される。第三に、人間同士が人間として異なるとすれば、それは異なる心をもつからであるとして、人間同士を異ならせるものとしての心が考えられる。そして第四に、この世界が見え、聞こえ、味わわれているのは、ほかならぬ自分にとってであるとして、世界いっさいに対立する「自分」としての心が考えられる。このように「心」はけっして単純な概念ではないが、そこに共通してみいだされるのは、人間を単なる「物」でない「者」(人格)とする原理だということである。
[伊藤笏康]
心理学者のだれもが承認するような心の定義はまだない。しかし多くの心理学者は、知覚、記憶、感情、意志、知的活動などの心理的過程を心と結び付けて考えている。心ということばは、次のような意味で用いられることが多い。(1)環境との間に相互作用を営む心理的過程の全体、(2)意識的経験の全体、(3)心理的活動や意識的経験を説明するための構成概念、(4)主体、自己、魂または霊魂、(5)行動または思考の特徴的様式(たとえば、日本人の心、未開人の心などという場合)。
経験的心理学が登場する以前の心理学は、心の本質(物質との違いなど)、霊性(神との関係など)、道徳性(心の善悪)などの問題を取り上げて論じていたが、とくに心の本質の問題は「心身問題」として長い間引き続き哲学や心理学の重要問題となってきた。心と身体との関係については、次のようないくつかの立場を区別することができる。(1)身体だけが実在すると主張する唯物論materialism、(2)身体および身体的過程は心の働きの所産であり、心の現象形態にすぎないと主張する唯心論spiritualism、(3)心は身体に作用し身体は心に作用すると主張する相互作用説interactionism、(4)心的過程と身体的過程とは相互に影響しあうことなく、まったく独立に並行して進行していると主張する並行説parallelism、(5)心に影響を与えるある種の事象は身体にも影響を与え、身体に影響を与えるある種の事象は、心にも影響を与えると主張する心理物理的並行説psychophysical parallellism、(6)ある見方からすれば心は身体であり、また別の見方からすれば身体は心であり、両者は基本的には一つの本体のもつ二つの特性であると主張する両面説double aspect theory、(7)心的過程は身体的活動の副産物であって、とくに重要な役割をもたないと主張する付随現象説epiphenomenalism、(8)意識的過程と脳の物理的過程とはまったく同一だというわけではないが、両者の間には一対一の対応関係があると主張する心理物理的同型説psychophysical isomorphism、(9)生物がある程度複雑になると、心的性質を示すようになると主張する発出説emergentism。
現代の心理学は行動主義の影響を受け、意識的経験を客観性に欠けるものとして研究対象から排除する科学的心理学の立場をとり、「心のない心理学」が主流を占めるようになったが、それによって心に関する問題そのものが解決されたわけではない。問題は心をどう定義するかであるが、心という概念が要求される理由は主体の同一性とか、認識の恒常性とか、身体との関係とかいったことが問題になるからである。そこで今日では、心にかわって「人」とか「パーソナリティー」とかいった概念が取り上げられている。また、心と身体との関係についても、脳損傷や薬物による心理的過程の障害の問題、身体症状の原因として心理的因子を重視する精神医学的な問題、脳の発達と心理的機能の発達との系統発生的・個体発生的関係の問題、脳活動とさまざまな意識水準との関係の問題、などの具体的研究課題が取り上げられ、電気化学・分子化学などの自然科学的な立場から研究されている。
[宇津木保]
『藤永保他著『心とは何か』(『講座 現代の心理学1』所収・1981・小学館)』
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精選版 日本国語大辞典
うら【心】
(2)語素としての「うら」の結合範囲は、中古以後ほとんど形容詞に限られ、「うら」の意味も弱まって「おのずと心のうちにそのような感情がわいてくる」意となる。その結果「ものがなしい」などの「もの」と類似した意味にとれるが、「もの」は情意、状態の対象を漠然と示して外的であるのに対し、「うら」は内面的である。
(3)「古今集」をはじめ、和歌では、「うら」が「心」の意と「浦」や「裏」の意味を掛けて使われることがあるが、すでに「古事記‐上・歌謡」の「わが心浦渚(うらす)の鳥ぞ」や「万葉‐三三三六」の「いさなとり海の浜辺に浦も無くふしたる人は」などでも、「うら」に「心」と「浦」が掛けられている。
出典:精選版 日本国語大辞典
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ここり【心】
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こころ‐・する【心】
出典:精選版 日本国語大辞典
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こり【心】
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しん【心】
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「心」の用語解説はコトバンクが提供しています。
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