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必然性【ひつぜんせい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

必然性
ひつぜんせい
necessity; Notwendigkeit
そうある以外にはありえず,その反対が不可能な事態,関係をいう。偶然性に対する概念であるが,自由と対比されることもある。必然的なものはその反対が決してありえないのであるから,自己のうちに存在の理由をそなえ,自己の存在をありのままの形で保持する。したがって必然性の形式は自己同一であり,「AはAなり」という同一律 (→トートロジー ) の形式がその最も厳密な表現ということができる。必然性には,(1) 概念上の判断と推理によって導かれる論理法則についていわれる論理的ないし概念的必然性,(2) 現実の時間秩序に従う事物において認められる因果的法則 (→因果性 ) について指摘される因果的ないし自然的必然性,(3) 存在そのものの全体にわたって支配する絶対不変の無制約的法則について主張される絶対的ないし形而上学的必然性などを区別することができる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ひつぜん‐せい【必然性】
必ずそうなると決まっていて、それ以外にはありえないという要素・性質。「必然性に欠けるストーリー」「必然性がある」
哲学の用語。
㋐(自然的必然性)自然現象が法則性・因果性によっていること。
㋑(道徳的必然性)道徳法則を遵守することが義務として命令されていること。
㋒(論理的必然性)判断の確実の程度が最も強く、主語が必ず述語と結合していること。また推理で、結論が前提から論理法則に従って導き出されていること。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ひつぜんせい【必然性】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ひつぜんせい【必然性】
そうなる以外にありえないこと。
〘哲〙 〔 necessity; ドイツ Notwendigkeit〕 法則・規範などに不可避的に制約されていること。
(自然的必然性)自然現象が合法則的なこと。
(道徳的必然性)道徳律によってある当為が要求されていること。
(論理的必然性)主述が必ずそう関係し、判断の確実の程度(様相)が最も強いこと。また、公理から演繹えんえき的であること。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

必然性
ひつぜんせい
necessity英語
ncessitフランス語
Notwendigkeitドイツ語
事柄が成り立つということについて、その事柄がかならず成り立つべきものであるという場合と、たまたま成り立ってはいるが成り立たないこともありうる場合との区別があるように感ずる人がいる。こういう人にとって前者の場合は、「必然性のある場合」といわれるのである。たとえば、自分がある家系に生まれたことは必然的なことだと感じている人もいる。その反面、どういう家系に生まれるかということには必然性はないと感じている人もいる。このように、多くの場合、必然性の有る無しは、感じによって決まるので、主観的なことである。これに対し、「だれでもが認めなくてはならない必然性もあり、たとえば数学的な真理や物理法則には、客観的な必然性が伴う」と主張する哲学者がいる。また、これに反対し、必然性を客観性のある概念としては認めない哲学者もいる。[吉田夏彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ひつぜん‐せい【必然性】
〘名〙 必ずそうなるはずの要素、性質。そのように帰着せざるを得ない性向。⇔蓋然性偶然性
※善の研究(1911)〈西田幾多郎〉二「或人は思惟の一般性、必然性を以て真実在を知る標準とすれど」

出典:精選版 日本国語大辞典
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