●必然性【ひつぜんせい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
必然性
ひつぜんせい
necessity; Notwendigkeit
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デジタル大辞泉
ひつぜん‐せい【必然性】
2 哲学の用語。
㋐(自然的必然性)自然現象が法則性・因果性によっていること。
㋑(道徳的必然性)道徳法則を遵守することが義務として命令されていること。
㋒(論理的必然性)判断の確実の程度が最も強く、主語が必ず述語と結合していること。また推理で、結論が前提から論理法則に従って導き出されていること。
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世界大百科事典 第2版
ひつぜんせい【必然性】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
必然性
ひつぜんせい
necessity 英語
nécessité フランス語
Notwendigkeit ドイツ語
事柄が成り立つということについて、その事柄がかならず成り立つべきものであるという場合と、たまたま成り立ってはいるが成り立たないこともありうる場合との区別があるように感ずる人がいる。こういう人にとって前者の場合は、「必然性のある場合」といわれるのである。たとえば、自分がある家系に生まれたことは必然的なことだと感じている人もいる。その反面、どういう家系に生まれるかということには必然性はないと感じている人もいる。このように、多くの場合、必然性の有る無しは、感じによって決まるので、主観的なことである。これに対し、「だれでもが認めなくてはならない必然性もあり、たとえば数学的な真理や物理法則には、客観的な必然性が伴う」と主張する哲学者がいる。また、これに反対し、必然性を客観性のある概念としては認めない哲学者もいる。
[吉田夏彦]
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精選版 日本国語大辞典
ひつぜん‐せい【必然性】
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