●忘憂の物【ぼうゆうのもの】
精選版 日本国語大辞典
ぼうゆう【忘憂】 の 物(もの)
(陶潜「飲酒詩」の「汎二此忘憂物一、遠二我達世情一」による。憂いを忘れるものの意) 酒の異称。忘憂。〔文明本節用集(室町中)〕
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故事成語を知る辞典
忘憂の物
酒の異称。
[由来] 四~五世紀、東 晋 王朝の時代の中国の詩人、陶 淵 明 (正式な名前は陶 潜 )の「飲酒―其の七」という詩の一節から。秋に咲く、露にぬれた菊の花を摘み取って、酒に浮かべて飲むようすを、「此の忘憂の物に汎 べて、我が世を遺 るるの情を遠くす(心配ごとを忘れさせてくれるこの酒に浮かべて飲めば、俗世間から離れた私の心が、さらに遠くへと行ってしまうようだ)」とうたっています。
[由来] 四~五世紀、
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デジタル大辞泉
ぼうゆう‐の‐もの〔バウイウ‐〕【忘憂の物】
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