●応神天皇【おうじんてんのう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
応神天皇
おうじんてんのう
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デジタル大辞泉
おうじん‐てんのう〔‐テンワウ〕【応神天皇】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
応神天皇 おうじんてんのう
父は仲哀(ちゅうあい)天皇。母は神功(じんぐう)皇后。父の死後,九州で生まれ,胎中天皇ともよばれる。「日本書紀」によれば,母の摂政下で皇太子となり,母の死後即位。諸国をひろく治め,百済(くだら)(朝鮮)から阿直岐(あちき),王仁(わに)らが経典や典籍をもたらしたという。「宋書」倭国伝の倭王讃(さん)とする説もある。応神天皇41年2月15日死去。110歳。墓所は恵我藻伏岡陵(えがのもふしのおかのみささぎ)(大阪府羽曳野市。仁徳天皇陵につぐ巨大前方後円墳)。別名は誉田天皇(ほむたのすめらみこと),誉田別尊(ほむたわけのみこと),大鞆和気命(おおともわけのみこと)。
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世界大百科事典 第2版
おうじんてんのう【応神天皇】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
応神天皇
おうじんてんのう
記紀では第15代の天皇とする5世紀前後の王者。仲哀(ちゅうあい)天皇の皇子で、母は神功(じんぐう)皇后と伝える。諱(いみな)は誉田別尊(品陀和気命)(ほんだわけのみこと)。筑紫(つくし)で生まれ、母とともに大和(やまと)に赴き、神功皇后の次に王位についたという。応神天皇の代の伝承には、蝦夷(えみし)の朝貢、吉野国樔(くず)の貢献、吉備(きび)の行政的編成などのほか、朝鮮半島からの渡来人の伝えがみえるが、『古事記』や『日本書紀』に記載する伝承の信憑(しんぴょう)性については、文献批判を必要とする。『宋書(そうじょ)』夷蛮(いばん)伝の倭国(わこく)の条にみえる、倭王讃(さん)については、これを応神天皇とする説がある。その諱が別(和気)を帯びており、応神天皇の以前と以後では諡(おくりな)、諱に差異があること、また応神天皇以後と、神功皇后までの説話の趣(おもむき)には違いがあって、5世紀の王陵と伝える古墳が主として河内(かわち)(大阪府)にあることなどから、応神天皇の王朝は新たな河内王朝であったとする説や、当時の古墳文化に注目して、筑紫から東征した騎馬民族の王朝とする説などがある。陵は『古事記』や『延喜式(えんぎしき)』などによれば、大阪府羽曳野(はびきの)市にある恵我藻伏崗陵(えがのもふしのおかのみささぎ)(誉田陵(こんだりょう))と伝える。
[上田正昭]
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精選版 日本国語大辞典
おうじん‐てんのう ‥テンワウ【応神天皇】
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旺文社日本史事典 三訂版
応神天皇
おうじんてんのう
仲哀 (ちゆうあい) 天皇第4皇子
母は神功 (じんぐう) 皇后。『宋書』倭国伝にみえる倭の五王の一人,讃 (さん) がこの天皇であるとする説もある。在位は400年前後で大和政権の全盛期で,巨大な陵墓は天皇(大王)権力の強大さを示している。その治世には朝鮮から楽浪・帯方遺民の阿直岐 (あちき) ・弓月君 (ゆづきのきみ) ・王仁 (わに) ・阿知使主 (あちのおみ) らが渡来し,養蚕・織物・灌漑・治水技術,漢字・学問などを伝えたといわれる。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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