●性交【せいこう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
性交
せいこう
coitus; coition
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デジタル大辞泉
せい‐こう〔‐カウ〕【性交】
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世界大百科事典 第2版
せいこう【性交 coitus】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
性交
せいこう
coitus
性交は生殖、すなわち精子と卵子が結合するために行われる交わりをいうが、ヒトでは陰茎を腟(ちつ)に挿入し精子を放出することをさす。陰茎を腟内に挿入するためには勃起(ぼっき)が必要で、勃起がなければ性交は不可能である。勃起した陰茎が腟の中に挿入され両者の摩擦によって性感が高められ反射的に射精がおこる。このような性行為の全過程を完全に果たすためには、男性側では性欲、勃起、性交、射精、オーガズムのいずれの要素も十分であることが必要で、これらの要素の一つでも欠けるかあるいは不十分だと満足な性行為は不可能であり、このような状態を性機能障害とよんでいる。男性ではこのように多くの要素がそろわなくては性行為の完遂は不可能であるが、女性ではかならずしもすべての要素がそろわなくても性交は可能である。また男性と女性では性反応が多少異なるので、一致させるために前戯や後戯が必要となる。男性では性感は急激に高まり、オーガズムに達すると急激に消退し、しばらくの間どのような性的刺激を加えても反応しない時期があるのに対し、女性では男性に比べて緩やかな性感の高まりを示し、オーガズムに達してのちも消退は緩やかで、この間に適当な性的刺激を加えると、ふたたびオーガズムに達することも可能で、この点が男性とまったく違う点である。
このように男女の性反応の違いをお互いに知ったうえで、性感がもっとも高まるようなくふうをする必要がある。そもそも性感帯などは個人によってまったく異なるものであるから、どこにもっとも鋭い感覚があるかは経験を通して体得するもので、要するに夫婦でもっとも満足のいく個性的な性生活パターンをお互いにつくりだしていくことが肝要である。
また、性行為を通じて感染するいわゆる性感染症は個人的にもまた社会的にも大きな問題になってきており、その予防や受胎調節を含めた性教育の重要性が強調されている。
[白井將文]
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精選版 日本国語大辞典
せい‐こう ‥カウ【性交】
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