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性別適合手術【セイベツテキゴウシュジュツ】

デジタル大辞泉

せいべつ‐てきごうしゅじゅつ〔‐テキガフシユジユツ〕【性別適合手術】
性同一性障害の治療として行われる手術。男性型から女性型へと、女性型から男性型への2コースがある。形成外科が担当する。性転換手術性別再判定手術SRS(sex reassignment surgery)。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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朝日新聞掲載「キーワード」

性別適合手術
性転換手術は「倫理的な問題がある」として、国内ではには長く行われなかった。69年には、性転換手術をした医師が優生保護法違反で有罪となる東京地裁判決も出た(ブルーボーイ事件)。海外で手術を受ける人も少なくなかったが、性同一性障害の問題がクローズアップされ、日本精神神経学会は97年、精神療泡ホルモン療法ののち、必要な人に性転換手術をする、治療のガイドライン答申。保険は適用されないが、治療の道筋が確立した。
(2007-05-13 朝日新聞 朝刊 2社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

日本大百科全書(ニッポニカ)

性別適合手術
せいべつてきごうしゅじゅつ
sex reassignment surgery
性同一性障害の治療として、男女の内外性器の形態を外科的に変更する手術。性別適合手術は、日本精神神経学会およびGID(性同一性障害)学会によって正式に認定されている呼称で、略称SRS。性別再指定手術あるいは性別再割当手術ともいい、一般には性転換手術ともよばれる。男性から女性へ変更する手術(MtF:Male to Female)と、女性から男性へ変更する手術(FtM:Female to Male)がある。タイなど海外では広く行われ、手術に健康保険が適用される国もある。日本でも大学病院の形成外科や美容形成外科で実施されている。
 性同一性障害は、雄か雌かの区別としての生物学的性(sex)と、自分が男か女かを意識する性意識(ジェンダー・アイデンティティgender identity)が一致しないために生じる。性意識は性別意識あるいは性自認ともいう。「日本性同一性障害と共に生きる人々の会」が行ったアンケート調査によると、海外も含め性別適合手術を受けた人で回答を寄せた100人強のうち、約70%が手術の結果に満足と回答し、術後に後遺症が発生した人や再手術を受けた人は15%いたという。
 日本では、2003年(平成15)に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」(性同一性障害特例法)が成立した。これにより、定められた要件を満たしている場合、家庭裁判所の審判を受けて戸籍上の性別記載を変更できることになった。要件の一つには「その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること」があるため、戸籍上の性別記載変更には性別適合手術を受ける必要がある。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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